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パリで何しよう 持参土産、持ち帰り土産考

旅 遠出

3月にフランス出張も3度目。さすがに寺院巡りもある程度したので、もう少し視野を広げていきたい。サブカルな店とか覗いてみたいが、誰に聞いたら良いのかもわからない。現代無名アーティストのイラストやなんか、どこに行ったら手に入るのだろう。ホテルを取ってくれたモンマルトル界隈だと観光客受けを狙ったようなものが多いし高い。

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我が家の庭も春めいてきたな。2週間も家を空けるのでベランダの植木は枯れないだろうか。

 

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矮小菖蒲ももう咲いた。

 

 

土産物
ジャックジュナンのマンゴーキャラメル、ストロベリーキャラメル、チョコ
 
ゴルゴンゾーラピカンテ、ブリー、ラクレット
 
エシレバター、ゲランド塩
 
アリアケのロブションによるブイヨン。
 
あとは豚と鴨のパテかな。
 
親父殿の祝いにツバ付きの小洒落た帽子やチョーカーなんぞを買いたい。
 
クリニャンクールの蚤の市に行きたいんだが、スリが多いというし、一人で行くのも抵抗があるな。完全個人旅行なら迷わず行くけれども。
 
フランスの素朴な民藝陶器を買ってみたい。磁器に華やかに絵付けしたような宮廷食器ものではなく、素朴な陶器が欲しい。
 
 
京都の画家の友人に頼まれたが前回買えなかった膠。ウサギの膠などがあるらしいが、平日しか店がやってなかった。
 
チーズ三昧。ブルーチーズ、カマンベールチーズ、ブリー、ラクレット。とりわけラクレットやハード系は日持ちがするので良い。モノプリで大方、購入するとして今回は特別に少しばかり良さげなブルーチーズもチーズ屋で買ってみようか。モンマルトルのFromagerie Quatrehommeを狙おう。
 
日本のアニメショップが集まる界隈に行けばフランス語版の漫画を買えるだろうか。「この世界の片隅で」が欲しい。あと「攻殻機動隊」とか。
 
なんか、日本人に通じるフランス人の歪んだ執着に溢れた面白いもん、どこかで見られないだろうか。
 
フランス人同僚への土産には以下を選出。
  1. 大勢へのバラマキには抹茶キットカット
  2. ヨックモック。定番バラマキ。20個入りで綺麗な和柄の缶箱入り
  3. ニッカ「フロムザバレル」ウィスキー。ISC2015で世界最高峰に評された日本の国産ウィスキー。しかもサントリー響の何分の1という脅威的なコストパフォーマンスというのはもてなしの話題になるのではないか。
  4. 絵柄の綺麗な瓦煎餅。バターや卵がふんだんに使われているのでお気に召すのではないかと期待。

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古くからの友人の結婚式で仙台の鮨に舌鼓

思索 旅 遠出 好みの料理 料理屋

仙台の友人の結婚式へ。

 
大学1年次から数えてもう19年の付き合いになるわけか。

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自分とて、友人とて、公私において好調な時も不調な時もある。親兄弟でもないし、そんな何かを背負えるものでもないから近付き過ぎず、でも去らず。
 
酒に悪酔いした際の面倒くささや、時にはぞんざいなお互いの対応に気を悪くしつつも、親兄弟のそれを受け流すように。繊細さもなくナイーブではない友人関係というのが良い。
 
何かの時には変わらずに多少の助けになれる存在でありたいものだ。

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結婚式と披露宴は「向陽」という仙台駅からほど近い立派なホテルで行われた。

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ロビーに入るとこれでもかと露出の多い女性の石像、銅像が林立している。これが生身の肌色だと、一気に場末の秘宝館のようになってしまうと思う。

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肌色になってより写実性が増したとしてそれを芸術だと主張しても白々しくなるはずだ。石や銅ならばどんなに裸の女性を侍らせてもその空間は芸術的ということになり、格調があることになるのは奇妙だ。もし、像が肌色だったならばと見始めると面白い空間に見えてくる。何かもう少し着せてやれば良いのに。チラリズムの抑制の美の方が良いのに。

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今は遠くなってしまったバブルの時代を伝えるホテルだと思う。
 
結婚式の料理は豪華でどれも美味しかった。しかし胃と肝臓に鞭打って東北の海の幸をもう少し堪能したくて仙台駅の3階にある「北辰」という立食い鮨で摘んだ。

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「ばくらい」という赤ホヤと肝の軍艦巻き。ひんやりと冷え、ホヤの臭みは全然感じない。これは宮城ならではの寿司ネタに思う。

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「ドンコの肝載せ」。肝の濃厚さ。

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あいなめをポン酢で頂いたのもたまらんかった。
 
日帰りするのが口惜しい。再訪したい。平泉をまわったり松島や秋保の温泉にも浸かりたかった。また来るような予感がする。
 

酸化辰砂匣重ね鉢、縮れ白釉筒林鉢、その他諸々の焼き上がり。そして土耳古青結晶団子虫鉢

しばらくご無沙汰の陶芸教室に立ち寄ったら、焼かれた作品が出来上がっていた。作業する時間もないので、焼き上がりを確認し、ささっと甲殻類の釉掛けだけ済まして終わった。朝から晩まで嫌になるまで陶器三昧したいものだ。

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匣の重ね鉢。10個の穴に10種のエケベリアを植えていく。そうすれば場所をとらずに多くのエケベリアを育てられるようになる。

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禿げ具合は狙い通りで良いのだが、テカリが予想よりも強い。化粧土でマットに仕上げても良かったかもしれない。

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基盤が全く反りかえらずにこの大物を焼けたのは殊勲。均一な白マットだと工業製品らしくてつまらないと思い、厚掛けしてみたが想定以上に鬼萩のような縮れが出てくれた。筒に現れたハゲも景色として面白い。色形の異なる柱状多肉を5本植えよう。

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辰砂にマンガンを流したもの。酸化焼成。なかなか渋く、青緑も発色が悪くない。紅いリトープスが似合いそうだ。

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これも面白く焼けた。上からチタンマット、辰砂、マンガン。それを逆さまにして焼き、釉薬の垂れ具合で遊んでみた。尖った辰砂の流れ方も面白いが、もっと渦巻くような流れ方をして欲しかった。チタンマットよりも流れにくい、白鳳のような白釉薬でやり直したい。

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なかなか複雑な流れ方をした。チタンマットもこうなると志野でもかわらないし志野のほうが扱いやすいのかもしれない。今回はチタンマットが均一に発色してくれたので良しとする。これには何を植えようかね。

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甲殻類の素揚げのようなのが焼き上がっていた。割れるのこともなく焼けていて満足。

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複眼のブツブツは残ってくれるだろうか。

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全体にトルコ青結晶釉を筆で塗った。結晶が析出してくれるかが毎回、思い通りにいかなくて一喜一憂させられる要因。

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炭化した甲殻類のようでもある。どう焼き上がるか待ち遠しい。これに植え込む仙人掌「月世界」も探し始めないとな。



八海山 雪室見学 しかし何より三年熟成本みりんの美味さよ

旅 遠出 好みの料理 建築

1泊2日で初日はスキーをし、翌日は新潟県南魚沼市の「八海山」の酒蔵へ。

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八海山の酒蔵には2013年に完成したという雪室があるというので見学した。かつて電気式冷蔵庫が普及する前は茅葺の建物に冬の間に雪を詰め込み、その雪で貯蔵するとともに夏には雪塊を魚屋などに売る「雪室」というものがあったという。八海醸造株式会社は環境配慮、節電などの意図と雪室貯蔵という特色商品を出すために1000tもの雪を貯蔵できる雪室を作ったのだそうだ。

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雪室の気温は1.7℃。凍らないギリギリの温度でかつ、冷蔵庫と違い高い湿度で保存できるのが特色だそうだ。そこで三年間貯蔵熟成した雪室貯蔵三年の純米吟醸酒が今回の目玉。白いボトルの奴がそれだ。

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無料の雪室ツアーが30分おきに催されており、それに参加した人限定の有料300円の利酒がある。八海山純米大吟醸、その日の朝に絞った搾りたて原酒、そして清酒を用いた米焼酎の三種が干し蛍烏賊をお供にして味わえる。
 
朝絞り原酒はアルコール度数が19度もあるのだが、フルーティで軽く、度数の強さを感じない。加水しなくても飲みやすいことに驚いた。残念ながら非売品なのだそうだ。
 

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面向未来という名の焼酎は720mlで10,000円と高いが、5年間雪室で貯蔵した後に送ってくれるのだという。写真を撮影しカードメッセージと共に保管してくれる。お味はというとなるほど、洋酒に近い華やかな味わいで吟醸香のついた焼酎と言うべきか、価値のあるお酒に思えた。

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雪室見学者限定の特別な利酒以外も20銘柄近くを無料試飲できる。

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参加者一同、衝撃だったのが三年熟成伝統製法の八海山の本みりん。「麹の蜜」と謳うだけあって、甘みが強くアルコール分も14度もあり、これはかなり美味しい酒リキュールと言える。これは是非ハーゲンダッツに掛けて食べてみたい。調べてみると、清酒が普及する前は本みりんは高級酒として飲料用としても扱われていたのだという。水の代わりに酒を用いて醸造するので糖分の発酵がさほど進まず、甘みの強い酒が取れるのだという。
 
貴醸酒は、国立醸造試験所が、国賓の晩餐会にフランス産のワインやシャンパンが使われるのを見て、「このような場面に合う高級な日本酒として、酒で仕込んだ酒を作る」というコンセプトのもと開発したものだそうだ。仕込み水の代わりに酒を使うので、甘口になる原理は味醂に近いようだ。熟成に向いており、さらにコクとまろみが加わるとのこと。

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「魚沼で候」という純米酒をぬる燗にして頂いたがこれも美味。燗をして程良い香りと飲み口で、おでんをつつきながら飲み進めて身体を温めたくなる酒だ。
 

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雪室は星野時彦氏の設計だそうで、入口は雁木というピロティのような軒下の空間を広く持つ設計。看板や標識も含めてデザインがどれも洗練されており、今時の簡素で親しみが持てる雰囲気。赤坂知也氏による三重県菰蕗町の温泉料理宿泊施設「アクアイグニス」と似たモダンで懐かしい印象。あちらも建物も食事も秀逸な観光施設だった。

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いわゆる八海山という会社は製造の八海醸造株式会社と卸の八海山株式会社に分かれているが平成27年度の売上で78億円。従業員は150人ほどだが新卒採用の手取月給が20万円と大手企業と遜色ないことを考えると契約社員やパート社員を多く含んでいるように察する。
 
センスの良い建築家、デザイナーに依頼し、電気に頼らない雪室貯蔵という時流に適合した設備を商品や物販にまで昇華する経営理念もある。

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雪室で貯蔵すると穀物や根菜類も低温糖化が進んで美味しくなるのだそうだ。それらを使った珈琲、酒入りのケーキやチョコレートなど日本酒造りを核にした幅広い商品開発が展開されている。しかもとってつけたような酒入りの饅頭などではなく、バームクーヘンにしろチョコレートにしろ、甘酒にしろ、どれも美味いのだ。
 
大正11年創業。経営者に恵まれた成長基調の老舗日本酒メーカー「八海山」。経営の実態はわからないけれど、伝統的な要素を現代の趣向に適合させている優等生な会社だな、と思う。古く時流に取り残されつつある伝統的な商いを中興させる仕事って大変そうだがやりがいがありそうだな。

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いろいろ、あれこれと勉強になる。

立春の庭と猫

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この季節、一番に春めいているのは野良猫の皆さんではないのかね。世の若者のバレンタインの浮かれようの比ではない連夜の盛り上がり。ンギャーオーとやかましい。その愛らしい見た目からよくも地獄から漏れ出た断末魔のような声が出るものだ。

 

家から家を飛び移り、鉢植えをひっくり返し、庭に糞尿をするので困りもの。しゃあないのだが。地域猫制度を導入願いたい。

 

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庭の開花のトップバッターは梅花とこの翁草。南国的なケバケバしい花を咲かす。萎れる前に茶色く変色し始めるのもまた新陳代謝の速い南国的な風情なのだが、寒さには滅法強い。

 

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オキザリス「孔雀の舞」も夏の間に溶けて消えたと思っていたが冬になって葉を広げ始めた。一冬越すとしっかり根付いた安心感がある。

 

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矮小菖蒲かね。雑草に紛れて抜かれたか、夏の間に腐ったかと思ったがニョキニョキと葉を伸ばし、早くも蕾が見える。菖蒲のクセに3月、早ければ2月にもう咲いてしまう気だろうか。

 

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木立セネシオを植えてみた。これまた夏に枯れ冬に咲き誇る菊科の宿根花。サイネリアはやはり夏越えできなかったので、木立セネシオで再挑戦。

 

今年はクレマチスハゴロモジャスミンを繁らせてしっかりとした日除け、目隠しを造りたい。晩春に桜空木 2株、更紗空木、桃雪柳、小手毬は咲き乱れるだろうか。実山椒と茗荷の収穫を増やしたい。バジルとコリアンダーの作付けを忘れないようにしたい。

椛「鴫立沢」や紫陽花の青花品種が丈夫に育つだろうか。

 

それなりに愉しみも多い猫の額ほどの花壇。

オニヒノキシダを買うか悩む

植物

オニヒノキシダが中野の島忠ホームズで売られていた。2980円。少しばかりお高めだが、オニヒノキシダが売られていることに衝撃。

 

ヒノキシダとオオタニワタリの自然交配種と目されているそうで、ヒノキシダの無性繁殖とオオタニワタリの乾燥への強さを併せ持つという。

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見た目の上での一番の特徴は写真のようにランナーを出してオリヅルランのように葉を伸ばすそのユニークさ。関東にいて高湿度の温室を持てないシダ好きとしては乾燥に強く零度までの耐寒性があるのは驚異的。


適度に繊細で丸みを帯びた葉先のフォルム。薄く脆すぎない葉の厚み。そして明るい緑。

 

そして絶滅危惧種でもあったはず。繁殖栽培が確立されたのだろうか。

 

2980円というよりも、売りに出ていることが驚きなのだ。まだ月始めでお小遣いはある。数日したら売り切れているかもしれない。さあ、どうする。

 

【追記】

翌日、買ってしまった。多分後悔すると思ったので。これまで島忠を1年半の間に20回は訪れたものの、オニヒノキシダを見た覚えはない。飲み会を一回減らせば済むのだから。昼飯を5回カップラーメンにすれば済むのだから。

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この渦巻きゼンマイ状の新芽はシダ植物ならでは。

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ランナーが出るということは、そこから根が出れば株を増やしていけるということかね。我が家の一角をオニヒノキシダだらけにできてしまうかもしれない。


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外気温が上がるまでが待ち遠しい植物たち。


吊り植物の為の陶器鉢というものも考えてみたい。軽量化と排水性、保水性のバランスが肝だろう。

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 庭の梅が開花した。南高梅、実るだろうか。

 

高円寺の国産紅茶専門喫茶「サルトリイバラ」

高円寺駅前にほど近い、パル商店街からエトワール通り商店街に入ってすぐの路地のマンション2階。店内を確認してから入る客は皆無であろう奥まった立地に新しくできた店。

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日本国産紅茶の専門喫茶店「サルトリイバラ」。昨今、日本国産の紅茶は英国でも受賞するほど品質が高まっているのだという。戦前戦後のかつては日本の輸出品だったこともあるという。そんな脚光を浴び始めた国産紅茶、花茶に光をあてる店。

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店内は緑を基調に額絵、ガラス什器、異形の植物の種など静的なオブジェが置かれたシンプルな内装。クラシックが流れ、振り子時計の刻む音も大きい。大きな音が流れているのに静かに感じさせる空間。これは外のパチンコ屋や往来の喧騒を消す工夫だろうか。

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12月の年末に初めて来た際には小田原産のヤブキタとの掛け合わせ品種の2ndを頂いた(うろ覚え)。紅茶とは言え、緑茶の風味が感じられるもので、私としては紅茶を期待して飲む度に煎茶の風味に戸惑うシロモノだった。国産紅茶の専門店だから王道の紅茶を飲みたいと思って前回は店を後にした。

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そこで今回は「大石さんの対馬紅茶 べにふうき」 を頂いた。「甘い花香にしっかりとしたコクの深さ」と説明が付されている。メニューの中で最も紅茶の味わいがしっかりとしているとのことだったが、なるほど、紅茶の苦味が勝る一歩手前というか、これぞ紅茶抽出汁と言わんばかりの強い味わい。美味い。家では自分では淹れられない味だと思う。

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熟成ラム酒ケーキを摘みながら、本を読みながら、2時間ほど過ごさせてもらった。
 
紅茶は大きなガラスの急須で提供され、出される小さなカップだと5、6杯はお代わりができる。ポットウォーマーで包むので冬でも温かいまま長く楽しめる。
 
紅茶は750〜850円。自宅でもマリアージュフレールを愛飲するほどに紅茶好きではあるが、そんな自分にも安くはない値段設定。ケーキを合わせると、お腹に溜まる食事にはならず、本当に食間のお茶休憩としての過ごし方で1300円程度してしまう。高円寺物価だとかなり高いほうではないだろうか。
 
14席の店内で土日の昼過ぎで客が私一人だけという瞬間が前回も今回もあった。友人とお喋りするよりも、一人、数人で静かにお茶を飲んで寛ぐ過ごし方を推奨しているようだ。

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私はこういう店が好きだ。オーナーの描く理想と、オーナーの好きなものを客に紹介したいという姿勢が明確な店。客層のニーズを探りながら二転三転する店よりも、好きなことを好きなようにやる語弊なく言えばオーナーの独善に溢れた店のほうが好きだ。自分の好きな世界観をどうぞ愉しんでいって下さい、と。

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往来の目に触れづらく一見客は期待しにくい。南仏アンティーク調のお洒落な内装の店としてはすぐ目と鼻の先に「シェパーズパース」という1階路面カフェがあり、一人で本を読む空間としては「R座読書房」がある街区だ。ネットや口コミでの宣伝もあまり積極的な印象を受けない。
 
無農薬栽培で作り手の見える国産紅茶。美味しい紅茶の価値のわかる人に応えられる店のように思う。私には味わい尽くせない。足繁く通う店にはならないくらいわたしには少し敷居が高いのだが、たまに来て落ち着いた雰囲気の中で美味しい紅茶を飲みたい。狭い範囲の高円寺住人が頻繁に行く店ではなさそうなので、この店が広く知られ、支えられ、残っていってほしいと願う次第。
 
夜は良酒有り。お腹に優しい「おこわ」のお夜食もあるとのこと。
 
こういう、専門色と独自の世界観の強い店の経営ノウハウに興味がある。
 
水曜定休日
日月火12:00〜22:00
木金土12:00〜23:00
この手のお店にしては遅くまでやっているのも嬉しい。