スーパービュー伊豆の踊り子号で弓ヶ浜が美麗な「南伊豆国民休暇村」へ

夏休みの締めくくりに南伊豆へ。

  • キッズルームのある長距離列車なら幼児でも快適
  • 子供がそれぞれ自分の荷物をリュックに背負えるようになると駅からアクセスの良い旅先なら電車旅も楽
  • ペリーロードは歴史と寺と建物が中心で大人向け。記念撮影用地。
  • 下田駅前の東急ストアで豊富な地ビールや御当地サイダー、ツマミを買って休暇村に持ち込むと贅沢さが増す。室内に冷蔵庫あり
  • 南伊豆休暇村は目の前に弓ヶ浜の好立地
  • 弓ヶ浜は遠浅で幼児に安心な浜。日本の渚百選の白砂青松の美浜。
  • 海で泳ぎ、プールですすぎ、温泉に入って身綺麗にできる流れが快適
  • 屋上の星空カフェ、屋上ハンモック、近隣観光地への送迎、プレイルームのブロックや絵本、卓球など屋内設備も充実
  • バイキングは風情には欠けるが子供の好き嫌いに合わせられて楽
  • バイキングと侮れないほど刺身盛り合わせ、烏賊の寿司、鮪のカマ煮は美味
  • 目の前の青木さざえ店の金目鯛定食は必食のコスパ
  • 伊豆市ふるさと納税返礼率50%を利用して実質負担無しで来られる旅先としては満足度が高い

 

普段は車で旅行に出かけることが多かったのだが、下の子が自分の着替えもリュックに背負って移動することができるようになったので、子供達が好きな電車で移動してみることにした。

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新宿から南伊豆まで特急で直通で2時間半。さすがにこの道程を子供達が席にじっとしているなんてことはありえない。そんな子連れにありがたいことにキッズルームが先頭と最後尾車両のに備え付けられていた。

 

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走り回って歓声を上げて。テレビは不調だったが、通常は幼児向けのアニメか何かが流されていたのかもしれない。キッズルームのおかげで子供の声量もさほど気にすることもなく遊ばせ続けられたので気付けばいつのまにか下田。

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ペリーロードは伊豆急下田駅から歩いて15分ほど。倉敷を思い起こさせる海鼠壁、細い水路沿いに風格のある緑青の銅板をまとった商家が並ぶ。

 

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飲食店はそれを目当てにするような美味しい店もないのだが、何せ街並みがフォトジェニックなので家族で写真を撮るだけでも十分に来る価値はある。子供自身の楽しみより親の自己満足ではある。

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 下田駅前の東急ストアには伊豆の国ビールなどの地ビールや伊豆ニューサマーサイダーなどの御当地サイダーの品揃えが豊富。ちょっとばかり良いものを宿に持ち込むと贅沢な気分に浸れる。ニューサマーサイダーが柑橘が爽やかで美味しかった。

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 南伊豆休暇村は最近リノベーションされたようでロビーも広々と明るい。

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部屋は全室海側に面しており、和室は12畳の広さ、個室のトイレと風呂場もある。お茶、お茶受け、冷たい水などサービスも申し分ない。今時の豪華でお洒落なリゾートとまではいかなくとも、子連れに嬉しい設備は一通り備わっている。

 

3歳児以下は無料。布団を追加で敷いてもらうのも540円と良心的。

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窓からの眺めは防砂林があって眼前一面に水平線とはいかないが、プール、松、浜と海が見える。水深0.9mほどの大きなプールに加えて水深60cmほどの幼児プールも。浮き輪のレンタルなどもある。

 

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屋上では陽射しを遮る屋根の下、足湯に浸かりながら遠方を眺めるも良し。ハンモックがあったり、夜には星空カフェが催されたりとあれこれ工夫されている。

 

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 夕食はビュッフェ形式。全て列記するのは面倒なほど品数が多いが、特に刺身盛り合わせ、鮪のカマ、揚げたての海老や白身魚の天麩羅、目の前で握り続ける鮪、鮭、烏賊、みる貝、泪などの寿司は美味しかった。伊豆に来て魚介が美味しいとやはり嬉しい。別料金で伊勢海老の焼物や金目鯛の煮付けも頼める様子。

 

ビュッフェはプラスチックの皿に盛り付ける。色気は皆無。食べては食べ物を取りに行く人の往来で始終、混雑している。そんな落ち着かなさの中で食べるには惜しいほど烏賊の握りが美味しかった。近海の鯵があれば完璧だったのだが、それは過分な期待というもの。

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 デザートも豊富でドーナツ、マシュマロやバナナをチョコレートフォンデュしたり、ソフトクリームを自分でチョコチップなどで飾り付けて食べるのは子供には憧れの快楽らしい。子供はこの2つしか覚えていないし、翌日もチョコフォンデュとソフトクリームを食べたいと繰り返してしつこい。

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 果物、ミルフィーユ、杏仁豆腐など大人もゆっくり楽しめるデザートも有り。

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 弓ヶ浜は遠浅で弓状の浜を持つ綺麗な砂浜。そんな浜が休暇村の目の前にある。海で泳ぎ、借りた砂遊び道具で城やら山を作り、プールですすぎがてら泳ぎ、さらに温泉で体も洗って温まって着替えることができるので、世話の焼ける子連れには至極効率的で快適な流れで1日を過ごせる。

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http://hurusato-nouzei.com/yumigahama.html

藤原重利さん撮影のふるさと納税のサイトから引用。日本の渚百選の美浜を使い倒せるなんて贅沢。

 

また、昼食には宿のとなりにある青木さざえ店という海鮮食堂が愉しい。二色さざえ丼、伊勢海老ラーメンなど個性的なメニューも面白いが、大振りな金目鯛半身の煮付け定食1450円が圧巻だった。身が肥えて瑞々しく、甘辛なタレもご飯が進む。これは値打ちあり。

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2泊3日で存分に楽しめる宿だった。まあ、何と言っても南伊豆のふるさと納税品として今では珍しくなった返礼率50%の旅行券があり、それを用いて本来当たり前の納税で負担なく旅行できたのが有り難い。ふるさと納税の仕組みは謎だ。

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帰りは先頭車両。海を右手に伊豆半島沿いを走る。

次は奥武蔵の休暇村に行ってみたいな。

子供を義理の親に預けて夫婦の時間を得ることについての是非

子供二人を義理の親に預け、夫婦二人で少しばかり上等なランチに出かけた。

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日本に駐在しているフランス人の同僚なんかをみていると、夏休みには片親が飛行機に乗って子供をどちらかのフランスの実家に連れて行き、1ヶ月ぐらい子供を預けてしまう。そしてもう片方が1ヶ月後にフランスまで引き取りに行く。そしてその夫婦は子供のいない間に何をしているかというと、ハワイやニュージーランドに夫婦だけで2週間ぐらい旅行に行ったり日本国内を旅行したり。1ヶ月は長いが1、2週間ほど子供を預けてしまう家庭は多い。

  • 夫婦間でも男女の関係を保つ努力をしないと離婚に至りやすい
  • 個人主義
  • 子供本意ではなく親本意
  • 大家族が多く地方出身者はバケーションシーズンには息子娘孫たちが一堂に帰すので祖父母以外にも人手がある
  • 周囲に類似例が多く抵抗がない

日本でそれをやると、無責任だの、親と過ごす時間が減って子供が可哀想だの、実家の祖父母が疲弊するだの非難にさらされるらしい。

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まあ、祖父母が歓迎してくれることは前提条件だ。負担を減らすべく、身の回りのことは最低限出来るよう躾はしっかりしないといけない。食事は綺麗に食べて食器を流しまで下げられる。シャワーは自分で浴びる。脱いだ服は洗濯籠に入れる。荷物はリュックに入れて管理する。


そのぐらい出来るようになった上で夏休み中、3-4日ほど預けるぐらいは良いのではないかと思う。そして数万円、謝礼を包んでそれで祖父母に後日、美味しい食事なり温泉旅行なりに行ってもらう。

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メリットも多い。

  • 日常生活の中では時にすれ違い始めてしまう夫婦の価値観や想いを再確認できる
  • ずっと親が一緒でガミガミとしてしまうよりは、リフレッシュして機嫌の良い親とまた過ごす方が子供も楽しいのでは。
  • 普段なかなか孫に会えない祖父母も親抜きでまとまった濃い時間を過ごせる。
  • 子供達も数日ほど親とは違う生活、娯楽、食べ物に触れられる。
  • 自分をある程度、律して身の回りのことをできるようになる訓練になる。

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二人とも小学生に上がったら、夏冬の休暇には預けられるようにしたい。これもきちんと躾をする親の動機付けになる。

 

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まだ子供達は完全に泊まりで預けられるほどには至っていない。今回は日中だけ預けてランチに抜け出た。それが随分と久しぶりに子供のことを考えずにゆっくりと取れた食事となった。

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ランチの後も浜辺を歩き、駅付近のカフェに立ち寄り、6kmほどを歩きながら述べ4時間半ほどあれこれ話をした。こんなに話をしたのは何年か振りかもしれない。

 

幼稚園でどうだっただの、それぞれの息子がああしたこうした、という子供の話は日頃からよくする。しかし、自分のこと、夫婦のことを話すことは案外、少なくなっていくものだ。

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  • お互いの仕事でどこにモヤモヤとするか
  • 家庭、所帯として取るキャリア上のリスク幅
  • どんなことに時間とお金を使っていきたいのか
  • 何をどこまで犠牲にする覚悟で何の獲得を目指して行くか
  • どのようなお金の稼ぎ方をしたいのか
  • 何にお金を使いたいのか

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平たくいうと、ベンチャーキャピタルの投資であったり、海外駐在員の膨大な諸手当であったり、ホストやキャバクラで稼げる一晩数十万円であったり、大多数の真面目に働く勤め人がコツコツと稼ぐお金に比べてあやふやで一見「あぶく銭」のようにも見えるお金の流れというものが世の中には確かにある。そういうものになまじ触れてしまうと、モヤモヤとしてしまうことがある。

 

そういう方向へ身を置くことも、目指して行くことも可能性はある。成功して何を得るのか、成功したとしても失うものは何か。成功して得たものでしたいことは何なのか。失敗して得るものは何か、失うものは何か。一見、無価値に浪費されるお金を見てモヤモヤとしてしまうが、突き詰めて考えて行くと自分らの求めているもののスタンスが再確認できる。

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なかなかこれまで話さない話題だった。お互いの価値観を確かめられて、どのような努力をして、どのような楽しみ方をしていきたいのかを夫婦で意見交換する貴重な機会になったと思う。

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それにしても、夫婦の好みが合致した少し贅沢で何を食べてもハズレのない心から信頼できるレストランというのも宝物だと思う。


これからも夫婦だけで少し贅沢なランチやディナー、静かで落ち着いた小さな隠れ家のようなホテルなんかに泊まりに行けるように、かつ、そうすることが親も子供達も歓迎な環境づくりをしていきたい。

ん、美味い。高円寺に復活「なんでんかんでん」

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最盛期には年商5億、6億円を数え、マネーの虎という素人の事業プランへの投資審査番組の審査員もやっていたという川原ひろしさんのラーメン屋「なんでんかんでん」。

 

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6年前に全店舗閉店してしまい、社長は借金を負い、催眠術士をしたり、「あの人は今」的なテレビに時折、取り上げられたりしつつも着々と再起を図っていた様子。そして満を持して高円寺PAL商店街の入口、高円寺駅南口徒歩2分の好立地に復活オープン。初日は21時の時点でも20人ぐらいが店外に列をなしていた。

 

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ちなみに自分はラーメン評論家でもない、単に時折ラーメンを食べるそこらの客でしかない。高円寺にできたから足を運んだだけで、これが新宿か荻窪ならば興味を示さなかったかもしれない。その程度の客だ。

 

普通のラーメン770NDを普通の麺の固さで頼んだ。NDはおそらくは通貨単位「なんでんかんでん」で実効レートは1ND=1JPY。インフレしないかな。

 

 

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麺の固さは「普通」を頼んでも、なかなか固い。その上には「固め」、「バリカタ」、「ハリガネ」、「粉落とし」と固さを選べる。案外、もちもちと噛み応えがあって麺が美味しい。

 

スープは豚骨ラーメン。私の中には「ばりこて」の博多とんこつラーメンしか比較対象がないのだけれども、「ばりこて」のものより濃厚というか、こってりコクがあるように感じる。その脂質の高そうな味でもってジャンキーなモノを食べたい時の満足度は高い。食後5時間経っても腹にずっしりと重い。ダイエット腹には重すぎたか。

 

替玉は150NDと良心的な値段。

 

高円寺駅前にいて、こってりラーメンが食べたくなったらこれからは「ばりこて」まで足を運ばなくても良くなる。十分満たされる味だ。その逆も然りで東高円寺、中野からはわざわざ「なんでんかんでん」までいかなくとも「ばりこて」で満足。博多とんこつラーメンの美味しい店が高円寺界隈に増えたということは確かだ。

 

ふと見ると、プラスチックどんぶりの「なんでんかんでん」の印刷は擦れて掠れているのに気付く。6年前に閉店した後も保管していたのか。再度店を持つときも2018年のラーメン業界の流行りに合わせて全く新しい店名やコンセプトで再開業するのではなく、あくまで「なんでんかんでん」を復活させたかったのだな。泣かせるじゃないか。

 

乗ってる海苔はしくじり先生に出演時に作られたものなのか。それとも、再度作ったのか。

 

ところで、復活に伴ってメディアに記事が出回っていた。とある媒体で、1月には本人が「近年、新規オープンした店の多くがスープを工場から仕入れているの。要するに「店でスープを作ってない」ということ。「どこどこの店と同じようなスープを作ってほしい」と頼むと、そこそこ似たようなスープを入手できる。私は30年間、店でスープを炊いてきたので、残念な気もするけど、否定はしない。なぜならば、スープ工場のレベルも上がっていて、正直「美味いい!!」なんです。」と語っていた。最近の復活の告知インタビューでは「自社のスープ工場を構えることができた。これで全国にフランチャイズ展開できる環境が整った。」とも語っている。最近のスープ工場で事前に作り置きしたスープは昔に比べて遥かに美味しいらしい。でも、そんなこと、おおっぴらに語る必要はあったのだろうか。

 


「客はラーメンを食っているんじゃない。情報を食っているんだ」

「人はマスコミやインターネットに載った裏付け情報があって初めて、『美味しい』という感想を持つ」

漫画『ラーメン発見伝』(小学館)に出てくるラーメン店の店主のセリフだそうだ。

セントラルキッチンでスープを大量生産し、現場では固めやバリカタの麺をさっと茹でて出すとなると提供の時間は早くなるし仕込みも楽だ。それで美味しいのならば文句言う筋合いもないのかもしれない。しかしスープ工場で安定して大量生産したスープは川原さんが店頭で炊いて作れる最高のスープに比べて同等かさらに美味しいと言えるのだろうか。

 


「よりフランチャイズ化して儲けられる体制を整えての再勝負」が「さらに美味しい最高のラーメンで再勝負」に勝ってしまってる気がする。まあ、ラーメンは美味しいし、店頭で炊いた最上のスープとの比較もできないので、これこそ情報を食ってるのかもしれないけれども、夢を見させてくれ。

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水餃子もモチモチとして、タネに臭みもなく、味もしっかりして美味しかった。この袋のタレはどうにかならんのか。餃子のタレに拘らないならそれでもいいけれども、客にとって袋を切って入れるのは外食としては興醒めだし面倒だから醤油差しのような容器に入れて欲しい。


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ほぼ「博多屋台よかたい」を居抜きで利用しているようで内装もお金をかけて改修してはいない。ラーメンの味だけで勝負するという覚悟や良し。一風堂や麺庄とは違ってても良い。あとは人の好みとターゲット顧客の問題だもの。

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店員さんはとても迅速で元気な接客で心地良い。5人もいるのは、開店ラッシュ対応もあるのだろうがもう2店舗目を見据えたトレーニングのような気もする。案外、2店舗目は早いのではないだろうか。

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11:00〜01:00

定休日は。。。無し。固定費をしっかり稼働させる様子。日曜の深夜までやっているラーメン屋は貴重だ。覚えておこう。

 

ダイエット中でも美味しいモノを食べたい人にこそAnovaやOmorcなどの真空低温調理器があると断言したい。「ささみの梅肉和え」

7月3日の健康診断で70kgの大台に乗った。検診前日21時以降は絶食し朝食も取らずトイレに行っているので腹は比較的、空だと思うので言い逃れのない70kgだったわけだ。

 

それが1ヶ月後の8月初めには66kgを記録。-4kgという悪くない進捗。この間、やっていることはといえば

  • 2、3日に一回、エルボープランク、ダイアゴナル、サイドプランクレッグレイズというインナーマッスル筋トレ各1分x2セット。
  • 週に2回程度の5kmジョギングと水泳。
  • 意識の上で毎食腹八分目
  • 朝食は豆腐
  • 夕食に白米を控える
  • そんな程度。実際には
  • 週に2回ぐらいはジャンクな外食
  • 週に1回は会食で暴飲暴食

 

8月から休みに入り、筋トレのペースは少し上がり、より健康的な食生活になったはずなのに実際には1kgしか減らなかった。最初の1ヶ月で4kg、次の1ヶ月でたったの1kg。しかし、筋力もついて体のキレは良くなったとも思う。あせらずにもうひと頑張りかな。

 

本題。ダイエット中の食生活に新たな楽しみを見出そうとしている。「あなたのダイエットに巻き込まないで」と妻に言われていることもある。美味しくないと息子達は食べてくれなかったりもする。どう、脂質糖質が低く、高タンパクでいながら家族も喜ぶ美味しい食事を作るかというのがここ最近のテーマになっていた。私が辿り着いた回答が真空低温調理器を用いること。

 

ささみの梅肉和え。

パサパサしたささみは惨めだ。ささみはダイエットに取り組む者には高タンパク低脂肪の優等生食材だ。しかしささみがパサパサしていると食事という人生の楽しみであり日々の潤いが単なる日々のルーチンに成り下がってしまう。パサパサしたささみは不味いプロテインドリンクの兄弟のようなものだ。ダイエットは人生を豊かにするためのもので苦痛にまみれたダイエット食を我慢して受け入れるつもりはない。

そんなスタンスの私にとっての福音が真空低温調理器だった。ささみを真空低温調理器にかけるだけでしっとりと肉の旨味が増す。ささみが高タンパクダイエット機能食ではなく食後感が軽い酷暑に爽やかなグルメオカズに生まれ変わる。

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  1. ささみ肉400gは観音開きに開き、熱が通りやすく薄くする。
  2. ささみをジプロックに入れ、水を張った鍋の中で水圧で空気を抜く。
  3. 58℃で1時間、真空低温調理器にかける。余裕を持って滅菌される温度と時間であることは必須。
  4. ささみが素手で触れるほど冷めたら手でほぐしていく。食感の悪い硬くなった筋があるので取り除く。
  5. 梅干し2個を包丁で叩き、紫蘇の葉をみじん切りにしたものを加える。
  6. 日本酒大匙半杯、みりん大匙1杯を加え、よく和える。日本酒は過熱もしないので香りの抑えめな辛口純米酒を使うのが良い。
  7. (好みで胡瓜、炒りごまを加えても良い。砂糖は使わなくとも肉の旨味が増していて美味しい)
  8. 冷蔵庫に入れて冷やすと味がよく馴染む。

偏食とまではいかないが、好き嫌いで食べる量が変わる次男坊の食いつきがとても良い。単純にしっとりと汁気たっぷりで美味しいから。

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ダイエットの視点を経てからというもの、手っ取り早い食事は炭水化物と脂質偏重にいかになりやすいかを思い知らされた。ラーメン、カレーライス、カツ丼、素麺、饂飩。タイ料理もパッタイやガパオライスなど炭水化物中心だ。イキナリステーキのような肉屋も脂の多い肉だ。

 

  • 外食で野菜を多く摂るとなると高くつく
  • 客の回転や迅速な料理提供時間を課せられる外食と違い、真空低温調理器を使えばスイッチを入れて1時間放置するだけで美味しい調理方法で食材を楽しめる
  • ささみや赤身肉など、ダイエットに好適な食材を存分に使える
  • ささみや赤身肉など、ダイエットに好適な食材こそ、真空低温調理器が真価を発揮して旨味を執拗に引き出してくれる
  • 火を使わないので火事の心配もなく「ながら」で調理できてしまうので楽

真空低温調理器を使った「低脂質高タンパク」でかつ、ダイエットしていない家族も「美味しさに驚きがある」料理レシピ本はとてもニーズがあると思う。誰か、早く出して欲しい。TARZANなどのダイエット食事特集は真空低温調理器をもっと推すべき。私はもっと早く、太らずに美味しいレシピを知っていたらそもそも70kgまで太ることもなかったかもしれない。業者の回し者かと疑われるぐらいの推奨ぶりだが、2000年代のもので生活を変えた革新的商品がスマホだとしたら、庶民の健康的食生活の範疇で肉そのものの味を楽しむことを可能にしたという点で低価格化した真空低温調理器に2010年代の革新的商品を代表させても良いとすら思う。ちなみに1990年代は個人的にはデジカメかな。 

 

 

 

作陶経過備忘録 立花盤、酒器、蓋物鉢

もろもろの諸事情で9月下旬まで作陶できないことがわかった。紛失しないうちに前回の作業記録をしておこうかと思う。

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活花を趣味とする母の為になんとはなしに作り始めてみた。内側にきちんと施釉して水漏れしないようにし、中に剣山を置けるように。

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単なる点対称な円盤では面白くないので、部分的に土で加飾した。

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マンガン窯変釉か柿渋釉あたりで暗めに滋味のある風合いにしたい。あまり厚がけすると凹凸が潰れてしまうので、薄がけで綺麗に発色する釉薬を選ばないといけない。


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酒器をいくつか。三本足の食前酒器。足先も補強の為に丸々と施釉した方が良さそうだ。レイヤー状に数種類の釉薬を帯状に掛けて重なりや混ざりの発色変化を楽しみたい。


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水挽きした際に爪跡で遊んだぐい呑。

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高台はカンナでザクザクと削った。焼き上がりが今から楽しみな作品。


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掌への馴染みを考えると、こういう形状も良い。平凡にならないよう、どう施釉で遊ぶかが課題。


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こちらはシンプルな形状。呉須で絵付けしてみようかと思う。呉須の焦げに挑戦したい。


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最後は多肉植物鉢。蓋物に上下に穴を開けてある。

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地面から生えているような擬似ジオラマ的な鉢になればと思う。

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初日の蝉

 八日目の蝉という小説があった。映画化もされた。

 

蝉って、何年も土の中にいるのに、地上に出て七日で死んじゃうんだって。かわいそうだよね

「そうかな。ほかのどの蝉も七日で死んじゃうなら別に悲しくないよ。
もし自分だけ、八日目まで生きて、仲間がいなかったらその方が悲しいね」

 

八日目の蝉は、ほかの蝉には見られなかったものを見られるんだから。私がこの子に色んなものを見せてあげる

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初日の蝉の亡骸を拾った。八日目の蝉は孤独を味わったかもしれないし、伴侶と巡り合い思いを遂げたかもしれないし、その先も見られたかもしれない。

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初日の蝉は何を見たのだろう。4年近くを地中で過ごし、繁殖のために地上へと出た。脱皮をし、翅を広げ、飛び立つ筈が何かがうまくいかなかった。

 

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周りはすでに伴侶を求めて気が狂ったかのように鳴く蝉時雨。目の前を飛び交い、はたまた目の前で交尾をしている蝉もいたかもしれない。

 

さあ、自分の番だ。待ち遠しい。本能が焦らせる。駆り立てる。早く、あの木に飛んでいきたい。

 

しかし何かがうまくいかない。


どうやら駄目そうだ。自分に何ができる。

何故、自分なのか。

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これ以上、体が出ていかない。それにも関わらず、真っ白な体だけは正常通り、黒く変色し硬化していく。まだ翅さえ伸ばせていないのに。

 

先に命が止まったのならば、何も見なかったのならばまだ救いだ。脱皮できずにしばらく生きていたのならば、いたたまれない。


目の前に絶望があるときに「最後まで諦めるな」というのは救いなのか、より苦しめるだけなのか。不条理や不遇を達観して受け止めること、折合いをつけること、諦めること。これらは本質的にどう違うのか。


もうすぐそこまできて、目の前にして、全てを断ち切られる無念。中国の人は日本の公園で蝉の幼虫を穴から掘り出して捕まえて素揚げにして食べるらしい。地上を見ることなく死んだ同胞よりも、例え叶わずとも僅かに地上の世界を見られただけ幸せだと思えるのだろうか。

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もう一度、蝉の脱け殻の陶器鉢を作ろうと思った。

 

2018年阿波踊り。踊りの連に入るには

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実家の両親が来たので、連れ立って高円寺阿波踊りを観に行った。

 

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編笠の女衆は爽やかで凛々しくて

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袖の紋が手を伸ばすたびに綺麗に現れる瞬間が好きだ。椿が素敵。

 

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お気に入りは舞蝶連。踊りも本格派。徳島遠征もしていたり、かなりの熱量で日頃から練習している連。

 

 

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爪先をチョンチョンやりながら掌をひらひらさせる踊り。そんなイメージでいると実際には男踊りのダイナミックさに驚かされる。3日間に渡って2時間、3時間、3時間と真夏に踊りまくる訳だから鍛えていないと続かない。

 

連で踊っている人はジムに行く必要がないな。インナーマッスル鍛えられて、有酸素運動で、仲間とやるからいざ嵌れば継続しやすいのかもしれない。

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連に入ろうか、最近悩んでいる。息子も来年、小学生に上がれば踊れる。本格的な連は加入者募集要項に年齢35歳までとなっているところが多い。しかし無数な連から探すと、35歳以上でも子供と一緒に受け入れてくれるところはある。鳴物でもいい。せっかく高円寺に住んでいて、数ブロック先に拠点を置いている連があるというのに、これからも沿道から観るだけでよしとするのか。


逡巡も多い。出張やらでお休みが多いと申し訳なく思うし、陶芸ですら時間確保が困難なのにさらに連で練習する時間などもてるだろうか。

真面目に参加して馴染めれば地域のコミュニティに入れて楽しいのかもしれない。様々な職業の人と地域を通じて繋がる、そんな輪に子供を入れるのも社会性を育てるのに良いかもしれない。その反面、連帯感が強そうで敷居の高さも感じる。


練習頻度

練習場所

衣装や道具の頻度

徳島や他の祭りへの遠征の有無

もちろん、気が合いそうか


一度、息子と見学に行って調べてみようか。 

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ノーマル

 

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ハイ

 

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マックス

 

鳴物の太鼓も見せ場を作れてしまう。

 

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ところで高円寺の阿波踊りも観覧席チケット収入では運営は赤字だが幸い、スポンサー収入が多いということもありそれなりに確保できて成り立っている。100万人という観光客が押しかけるらしいが祭を見るのは無料だし、せいぜい沿道の屋台からビールやツマミを買うぐらいで飲食店以外に別段、お金が落ちるわけでもない。そのくせ警察も大動員して救護センターも設け、大勢の誘導員や警備員を雇わなければいけない。大勢のボランティアは生命線だ。

 

安全で快適な祭運営を続けてもらうためにもルミナリエのように、駅前かどこかに巨大な寄付金箱を設置して1人100円でも500円でも投げ銭できたら良いのではないかと思うのだがどうだろう。