建築

高円寺を代表する廃屋

高円寺を代表する、という形容の仕方があるのか知らんが、遺跡廃墟好きには必見の一角。 高円寺の由来ともなっている宿鳳山高円寺の並びにある。高円寺一番を推すのは廃屋の朽ち具合の風情もさることながら、廃屋を支えるように立つ桜の大木。高円寺で写真家…

エローラ石窟 カイラス山式遺跡水槽を造るなら参考に

アジャンタの広い石窟だけでも驚いていた。それがエローラになると規模が飛躍的に拡大する。 アジャンタの開窟に携わっていた夥しい石工がアジャンタ放棄の後にはエローラの開窟に回ったという。エローラの印象はわかりやすい規模の拡大。その巨大さで信者、…

アジャンタ石窟グプタ様式仏教芸術の数々

ムンバイから飛行機でアウランガーバードまて1時間。さらに街から車で2時間の距離にアジャンタ石窟はある。川に削り取られた湾曲した岩壁に30近くもの石窟が並ぶ。雨季も修行の日々を送れるように岩を削り出して作ったのだそうだ。 目と鼻の先にある滝壺か…

いつか廃墟水槽を造る為に デカン高原最強のタウラターバード要塞

気温は42度だそうだ。4から5月は全く雨が降らない。 馬鹿だ、自分は。こんな高温乾燥した強烈な日差しの下を歩いて回るには軽い綿でできたダボダボの長袖、長ズボンが正解に決まっている。サハラ砂漠のベドウィンスタイルであり、インドの長クトゥラだ。それ…

上海夜景

10年前とはあれこれ変わっている。上海タワー周辺の高層ビルやIFCモールなんかが総延長1.3kmの歩道橋で連結されて快適に歩いて移動できるようになっている。 それにしても高い。昼間はギュウギュウに人が詰まってるのか。そういや、珊瑚というやつは微細な珊…

77階に泊まる

ホテルの受付が54階にあり、チェックインを済ませると割り当てられたのは77階の部屋だった。 17年前に建てられた88階建ての摩天楼。既にこれよりも高いビルが隣に二棟も建ち、超高層ビル群の賑わいの一つに埋もれてしまった。東京で言うと、池袋のサンシャ…

ラファイエット

世界中にどこでも売っている高級ブランドがギッシリ詰まったパリ随一の高級百貨店ラファイエット。私が買うものは何もない。しかしこのガラスドームは何度観ても素晴らしい。 花の都の花たる所以というか、欧州的華やかさの先入観を結晶化したらこうなるので…

八海山 雪室見学 しかし何より三年熟成本みりんの美味さよ

1泊2日で初日はスキーをし、翌日は新潟県南魚沼市の「八海山」の酒蔵へ。 八海山の酒蔵には2013年に完成したという雪室があるというので見学した。かつて電気式冷蔵庫が普及する前は茅葺の建物に冬の間に雪を詰め込み、その雪で貯蔵するとともに夏には雪塊を…

映画「君の名は。」

アラフォーに差し掛かる友人知人の高い評判を聞いてアニメ映画「君の名は。」を観た。世の中には素晴らしいものがまだまだ沢山あるもんだな。新海誠監督のような存在がいることが有難い。 素晴らしいものを享受する側、消費する側にいて、産み出す側に立て…

北千住の双璧 大黒湯

タカラ湯という街の至宝がありながら、北千住には大黒湯という負けず劣らずの名銭湯もある。 だ・い・こ・く・ゆ お風呂に行くのが楽しくなる暖簾だ。とても温かみが感じられる秀逸な意匠。 梁に施された波の彫刻も美しいの一言。 蟇股に鎮座する大黒様。存…

北千住 銭湯の聖地「タカラ湯」

キングオブ銭湯と名高い北千住のタカラ湯。いつかは行きたいと思っていたが、ついに行く機会に恵まれた。 宮大工の手によるものであろう、王道派の豪壮な銭湯建築。京都の船岡温泉を思い出す。 船岡温泉のような折り上げ格天井の風格ある脱衣室は無いが、そ…

名家の旧宅 こころみ カフェ

高円寺南2丁目でまだ開店して1年も経っていない「こころみ」カフェへ。 三越の家系で、今のオーナーのご両親の時代に建てられた築80年超の元ご自宅だそうだ。名家の旧宅を利用したカフェということになるのだろうか。 普段は高円寺駅前のエステサロンを経営…

茅葺合掌造りで炉端焼き 山麓園

引っ越してから初めて圏央道を走り、河口湖へ。まずは大月インターを降りてすぐにある山麓園という炉端焼き屋に入る。 飛騨から築150年になるという茅葺合掌造りの建物はなぜこんな市街地に、と違和感を覚えるほどに豪壮。店の前の苔むした手水舎など大昔か…

ステンドグラス巡り Saint Paul, Severine

ステンドグラス巡り Saint Severine教会。パリの最も古い教会の一つだそうだ。 15世紀のステンドグラスは各ガラス片の中にも繊細な絵が描きこまれており素晴らしい。ガラス片で絵を構成しようとせずに、ガラス片を単なるキャンバスと見做すほうが潔くて良い…

桃の節句

東京タワーの下の豆腐料理屋。まだ花冷えのする晩に梅花が弁柄壁に映える。 気づいたらほぼ望月。 ふと仰ぎ見れば月に花という一角を我が家にも作りたいな。

西荻窪 りげんどう

西荻窪の駅にほど近い、古民家改修カフェ。石見銀山周辺で古民家を改修した実績を積む企業の手によるもの。作り込まれた隙のなさは驚異。 京都で馴染んだ古民家カフェも東京だとここまで商業的に作り込まれるのか、と呻いた。 よく目を凝らすとここにもあそ…

内玄関建具

大正から昭和初期に作られた檜製の千本格子戸を仕立て直して使っている。 冬に向けて暖気が逃げにくくなるよう、格子戸に障子紙を貼ってみた。ちなみに子供が小さいこともあり紙ではなく強化和紙でPETフイルムの芯材の両面に和紙をラミネートしたものを用い…

青梅 住吉神社 超絶技巧木彫

久々に素晴らしい神社の木彫装飾に出会った。 上下の梁の木目が観世水のような流水を思わせる。これは狙ったのだろうな。素晴らしい。正面から垂直水平が歪まないように撮影して白黒で印刷したものを額に入れて居間に飾りたい。 創建1369年。 ここまでの執着…

新宿都庁の夜景

・無料で開放 ・23時まで開放されている ・西新宿高層ビル街の眺め ・日本土産物店もあり ・英語を話すスタッフ よって外国人をもてなすのに最適 スカイツリーの展望台は高すぎてかつ、周囲に高い建物が無いので案外、素っ気ないと聞く。その点、東京タワー…

伊東 有形文化財木造三階建の宿

ルーマニア友人カップルを連れて伊東へ。 泊まるのはお気に入りの、昔は「いな葉」と呼ばれ今はゲストハウスとして営まれている有形文化財登録の宿。やはり、ここは値段の割にお値打ちだ。 木造三階建てに楼閣の乗った純和風な作り。入り口の銅板葺きの破風…

南バルコニー

室内でも視界に緑がないと落ち着かない。そこらへんは妻と意見が永遠に合わない。 嫌がられるのを承知で、開き直って南バルコニーを占有するつもりだ。南側の道に面したバルコニーで、アイアンの横格子が嵌っている。天井には6つほど吊り下げフックを取り付…

寝室

・コンセプトは薄目に植栽を眺めながらまどろむ寝所 ・朝は柔らかな間接光を取り込む ・夫婦のプライベート空間 ・寝るのに不要なものを排したスッキリとまとめた場 南に面した部屋ならば南側に大きな窓を作るのがセオリーだと思うが快適な寝室に直射日光の…

階段

一般的な家の1階は240cmの天井高さでそこを12段ほどで2階まで上がる。我が家は250cmの天井高さにして居間の体感広さを上げているのだが、そこを16段で上がる階段勾配にしている。これはかなり一段一段が低く登りやすい。 これはひとえにマンゴーの為。 もっ…

内庭

夏にもエアコンを使わずに暮らしたい。 風が吹き抜ける家にしたい。 隣家に対して子供の笑い声や喋り声に気兼ねせずに済む家にしたい。 犬や子供が外部の目を気にすることなく安心して遊べる空間を造りたい。 そう考えた結果の内庭。住宅密集地だから庭を造…

居間

食事を済ませて家族が集まるところ。 パソコン作業のできるブース。 テレビの見られるソファセット。 子供が玩具を広げて遊べる空間。 花壇の草花を眺められる寛ぎの場。 中庭を通じて食堂とつながる空間。 床はアンティーク調に加工した楢の突板にした。傷…

パリの街並み

エッフェルとゲイ

出張で一緒に行動している印度人がエッフェル塔に登りたいと連日のようにアピールしてくるので、さほど気が乗らなかったが向かってみることにした。 ことはそう簡単には行かなかった。展望台に上るエレベーターのチケットは数ヶ月前に売り切れるらしい。登る…

竹林奏

こんな鎌倉案内も。長谷、銭洗弁天、gula、明月院を経て北鎌倉へ。

子供を連れて藤沢駅から江ノ島電鉄に乗り鎌倉へ。 右手に海を眺めながら海岸沿いを走り、やがて市街地に入ってぶつかりそうなほど迫る民家の間を通り抜けていく。電車好きの息子には最高だ。鎌倉公園駅の少し先には上りと下り電車がすれ違う箇所があり、ひと…

天青

熊澤酒造という茅ヶ崎にある酒蔵に併設された料理屋で子供の誕生日を祝った。 ここにはトラットリアというイタリア料理店と、天青というこの酒蔵の日本酒銘柄を冠した和食料理屋があるのだが、今回は天青へ。 重厚な黒光りした梁を露わにした内装。床板も磨…

起雲閣 暖炉

同じく起雲閣の玉渓という洋館。中世英国の「チューダー様式」に「名栗仕上げ」を取り入れたヨーロッパの山荘風の造りだそうだ。 その洋館に素晴らしい暖炉がある。こういうものを見ると、立身出世に興味の無い自分も金持ちになりたいと思う。よほどの金持ち…

起雲閣 加賀様式 ラピスラズリに飴色の白木の妙

感動しすぎて写真を撮る体も傾いたと思われる。江戸時代は百万石大名の加賀藩しか使うことの許されなかったラピスラズリの深い群青色の塗り壁。起雲閣が旅館に改装された時に石川県出身の所有者、桜井兵五郎が塗り替えたという。 檜の柾目材だけを使った贅を…

桜の熱海城

歴史的な由来も何もないコンクリートでできた観光城。

美しく老いることの難しさ 大観荘

会社の主催で熱海の大観荘という旅館に泊まった。1か月前に宿探しをして子供が春休みの最中で混雑しがちなこの時期に30人分の予約が可能だったというのだから、現時点での立ち位置を推し量ることができる。 24年ほど前にはオランダのベアトリクス女王と皇太…

伊東 K'sゲストハウス

土日にかけて会社のとある事業部での送別会で箱根の会員制リゾートホテルへ。そして月、火曜は異なる事業部のこれまた泊まりでの送別会で熱海の旅館へ。 一旦、神奈川に帰るのも面倒なので、箱根と熱海の合間に伊東に宿を取った。 伊東のシンボルでもある東…

美麗 建具

嫉妬したくなる。 伊東のランドマークであり文化観光館でもある東海館と隣のK'sゲストハウスの建物は共に有形文化財の木造4階建てで双方ともに素晴らしい。しかも財界人の別荘や皇族ゆかりの建物ではなく、昭和初期に建てられた庶民の為の木賃宿だ。 翌日に…

報恩寺

京都に住んでいる3年間で報恩寺には一度も足を踏み入れたことはなかった。今回、ぶらりと迷い込んで、こんなに見事な仏塔があることを知った。 柱の焦茶と漆喰壁の白に生える差し色の鮮やかな碧色が見事。

古民家園

歩いて15分ほどのところに素晴らしい公園を発見。江戸中期の豪農の家屋を移築保存しており150人ほどのボランティアで管理されているのだそうだ。入場料は無料。 床紅葉の緑の鮮やかさはなかなかのもの。ごろりと横になると床がひんやりとして気持ち良し。 裏…

ウエスティン都ホテル

ウエスティン都ホテルの和室スイートに泊まらせてもらった。、7代目小川治兵衛(植治)の長男白楊(はくよう)により造園された京都市文化財にも登録された枯山水の庭園を上から見下ろすように建つ。昭和を代表する建築家、村野藤吾によるもの。 一面、障子…

日登美山荘 送別会

山奥の茅葺の民家を貸し切って送別会飲みをして頂いた。宿をとって、夜遅くまで気兼ねなく話して、花火をして。場所は我儘を言って好みの場所の希望を出させて頂きました。 日本の夏。たまらんな。家屋だけなら豪壮で立派なところはあちこちあるだろうが、庭…

Kronbergの街並み

ドイツのクロンベルクの美しい街並みを今一度。 皇帝を亡くしたビクトリア皇后が移り住んだ小さな田舎町。フランクフルトとの戦争では誰もの予想を裏切って勝利し、戦争に従事した多くの職人を捕虜にしたことでフランクフルトには職人がいなくなり、職人をフ…

Hiedelberg

Hiedelberg廃墟城

アウクスブルク同盟戦争、あるいは九年戦争と呼ばれるフランスのルイ14世の侵攻によって破壊されたルネッサンス期の宮城。この規模の王宮で17世紀という比較的近世に破壊されて状態良く放置された建築は珍しいのではないだろうか。 厚さ1メートル以上はあろ…

彦根城

この季節、紅葉の新緑の下を歩くのがなんとも気持ちよい。息子を彦根城へ連れていった。曲がりくねり、リズムを狂わすような石段の配置のされ方はバリアフリーとは対極の概念。そりゃ、城だもの。ベビーカーは太刀打ちできず、息子を背負って歩くと背中はあ…

TOTOシーウィンド

とりあえず、コンクリートを打ちっぱなせば良いと思っているんじゃないかという建築家、安藤忠雄。そんな彼が設計を手掛けたTOTOシーウィンドというホテルに泊まった。まず受付を済ませて出迎えてくれるのが足弱や妊婦、幼児連れを一切拒絶するような巨大階…

石清水八幡宮

石清水八幡宮は三重の伊勢神宮、京都の賀茂神社とともに日本三社の一社に数えられる神社で、南朝天皇に仕えて忠臣の鏡と称えられた楠木正成公お手植えの大楠などの史跡もあり、武神・弓矢の神・必勝の神として戦中は特に武運長久を祈りに来る参拝者で大いに…

アクアイグニス

湯之山温泉に近い菰野の片岡温泉。加水・加温・循環・添加物一切無しの源泉100%かけ流しの風呂が楽しめるのだが風呂場や周辺設備のデザインが惚れ惚れするほど洗練されている。それが宿泊5,500円。入浴のみは600円で利用でき、なんとも良心的。 風呂は大き…

美観歴史地区への可能性

フランスやイタリアの歴史的な広場に負けない可能性を秘めているのに、いかんせん汚い。王のいない世になって朽ちるに任せているのか、昔からインドの宮殿はそんなに綺麗に維持されず、その都度新しい場所に新しい宮殿を造っていたのか。 建物の下を潜るよう…

街角

昔は旅先で子供を見てもそんなに何も思わなかったが、自分に子供が生まれてからは道端の子供も可愛いと思うようになった。 一番右の子なんてもっと小さい子の横に立つと立派な少年に見えるのだが、一人だけで見たらまだ幼い子供なのだよな。 サリーは華やか…