意匠

醍醐寺で眼福

三宝院の普段入れない座敷で庭園を観ながら御薄を頂く。床には太閤が花見に使ったという総金箔の天目茶碗に秀吉に御伽衆として仕えた落語の始祖とされる曽呂利新左衛門の書のお軸。金蒔絵の施された棗には利休好みと説明がされていたが、侘び茶を旨とした利…

御室成就山遍路

御室の仁和寺は御室桜という遅咲きの背丈の低い桜で有名な門跡寺院だが、その裏手の成就山の八十八箇所巡礼道はあまり知られていないようで足を運ぶ人は少ない。文政10(1827)年に仁和寺第二十九世門跡済仁法親王の願いから寺侍が四国八十八箇所霊場から土を…

金属はモノクロが映える。

めありの雑貨

なんだか質の良さそうな羊毛ブランケットが売っていた。これからの季節には不要だけれども、その肌触りに来冬に買いたいと思った次第。 マネキンというのかわからんが、フレームでできた頭。なんだか間の抜けた感が良い。

欲しい欲しい欲しい。ショウキさんが我が家の庇の下には必要だと思うのだよ。

紐蝶紋

この線があそこに繋がって。。。つまり2本いるわけだ。 祇園にて。

揚羽紋

これでは揚羽蝶の顔が象蟲ですわ。実物より愛嬌があるといえばある。 祇園にて。

京都の正月飾り

祇園を歩き回って見かけた正月飾り。意匠にも様々なバリエーションがある。 これなんて独創的で小粋ではなかろうか。吊った金具の上に松枝を半球上に置き、その上に紅白の餅花。 そして最後は小生の自宅玄関飾り。

歌留多始め

1月3日に八坂神社で日本かるた院本院が主催する歌留多始めを観戦してきた。 まずは歌留多の奉納の儀から始まる。 そして案の定ここにも無数の退役兵達が最前線で速射砲を構えている。 いよいよ日本かるた院本院所属の「かるた姫」による代表戦が始まる。小倉…

バロッククリスマス

京都伊勢丹の店内装飾。可愛らしくデフォルメされたものばかりでなく、こうして注視すればグロテスクなデザインのほうが好きだ。アニメのような絵本じゃなく、少し写実性と風刺性のある絵本のほうが何度も見返す魅力があるように。

白無垢

八坂にて。

墨跡に蘭

墨跡がなんだか良い感じ。これってタイやシンガポールで見かけるオーキッドだよな。違和感があまりない。 毘沙門堂にて。

舞妓

知恩院を通り抜ける際に熱気を帯びた群衆に遭遇。群衆が二つに割れたかと思うと警備に守られるように舞妓さんが歩いてきた。舞妓さん撮影会なるものに遭遇したようだ。 舞妓さんよりも目を奪われたのが写真愛好家の数。階段に何列も並んで一斉射撃。数打ちゃ…

源光庵

ここには二つの窓が並んでいる。左の丸窓は悟りの窓。右の四角い窓は迷いの窓。仏教的概念を窓の形で現しただけでその窓を覗けば悟れるわけでも迷うわけでもない。それはそうだな。ただ、丸窓が柔らかな印象を与え、景色を一層落ち着く形で見せてくれるのは…

字体がかっこいいとしか言いようが無い。 八坂神社にて。

錫の匙

伊勢神宮前のおはらい横丁でみかけた匙。こういう打って造ったような凸凹のついた匙がかっこよいと思うのだが。実際はステンレス製で一匙300円程度だった。ううむ。買っておけばよかったな。

引き手

瓢箪型の引き手。その丸みが指をかけやすそうで実用性も◎。 曼殊院にて

和文様

青海波の鈍色がかった青がなんともいえぬね。腰までのものと全面のものと、変化がつけられているのも絶妙。かっこええわあ 高山陣屋にて。 出前用だが泥棒にも似合いそうな二輪。 高山駅前路地の蕎麦屋にて。 ラムネの玉。入っていた飲料の清涼感そのままに。…

伊勢神宮の動物

おかげ参り犬のシロ 占い獅子舞石。実に鮮やかな色の組み合わせ。 和紙の干支ストラップ。和紙だとすぐ壊れてしまわないのかね。 精巧にできた紙のタランチュラ。肢の丸みが巧くできている。 吊り目猫。最近の芸能人のような目元切開整形でもしたか。 神鯉。…

山王祭 屋台の装飾

動く美術館。前後左右にぎっしりと彫刻が飾られているのだが、その一つ一つが時間をかけてゆっくり観ていたいほどクオリティが高い。 彩色されていない彫刻も木目の美しさを見事に引き立てた一本彫り。単に楕円だけでなく、後肢大腿には星型に年輪が表れてい…

飛騨高山 山王祭

日本三大美祭に数えられる高山山王祭を観覧した。 御巡幸と呼ばれる神輿を中心に獅子舞、闘鶏やお囃子など数百名の行列、三番叟・石橋台・龍神台の三台に仕組まれたカラクリ人形の披露、八台を道に一列に並べて鑑賞できる屋台曳き揃え、そしてクライマックス…

京都御所

通常は往復葉書で入所予約をしないといけないが、春秋に行われる無料公開の日だということで初めて御所を訪ねた。 右近の桜が丁度よく咲いていた。 ハレのデザインですな。 さすが御所、としか言いようがない。 簡素だが絞り込まれた上等なもんが置いてある…

花灯路

春に行われる東山の花灯路は秋に行われる嵐山の花灯路と同じ灯籠を使いまわしているようだがどうなんだろう。いや、そうすべきだと思うし文句ではないのだが。 京都を訪れたら「今だけのイベント」を体験できたと思えることが観光客を満足させる上で重要なの…

木村英輝の襖絵

切り絵のような太い輪郭に大胆な色使い。絵本に向いている温かみというか朴訥さの感じられる長閑な表現。 青く描かれた蓮が不思議なことに寺の屏風にとても合う。古刹にありがちな染みて黄ばんだ襖紙と掠れたような水墨画。。。歴史的文化的価値は高いのだろ…

錆びた構造

歯車が連なる無骨な構造。縄編み機の心臓部。動いていたらさらにかっこいいに違いない。 現代の科学技術は想像の及ばないところにあり、この歯車が集積した構造など如何にも原始的なものに写るのだろう。小生からしたらこれでも十分に複雑な科学技術そのもの…

芸術対猥褻

この商業広告は風紀を乱すと見做され日の目をみなかったそうだ。アールヌーボーの流れを汲むような大衆ロマン画風。明治期は既に洋画の裸婦画ぐらいあっただろうが、まだ時代が許さなかったようである。「絶対防腐剤を含まず」と書かれた繁体字も若干バラン…

刻印

無骨で硬質。こういうのを陶器の胴にでも押し付けてみたら面白いのかも。 篆刻体ってやつも好きな書体のひとつだ。

昔の清酒のラベル

白地に墨書きのラベルも如何にも日本酒然としていて良いかもしれないが、明治大正期の西洋の図案を取り入れた偽洋風のロゴやラベルが好きだ。 清酒であったり書画であったり、永らく美意識を練りこんできた馴染みの文化を新しい様式に埋め込んで表現してみる…

御香宮

日本酒作りが盛んな伏見を象徴するような神社。 境内より良い香りの水が湧き出し、その水を飲むと病が治ったので、時の清和天皇から「御香宮」の名を賜ったという由来があり、名水百選に選定された「御香水」が今でも湧く。自由に汲める湧水に参拝者が絶えず…

牛乳

高度にマーケティング技法やデザインが洗練されて消費者反応テストにかけた図案だけが残るようになるとこんなブサイクで愛着が湧くようなものは生まれない。優等生だけで構成される世の中は全く持ってつまらない。