映画

半世紀前の映画の魅力 ラピュタ阿佐ヶ谷で「渥美マリ」作品

阿佐ヶ谷のジムで汗を流し、ふらりとラピュタ阿佐ヶ谷に足を向けたら1970年の映画のレイトショー上映があった。取り敢えず、観てみることにした。上映していたのは渥美マリという昔の大映女優が主演の「続いそぎんちゃく」という作品。別に日活ポルノのよう…

映画「グレイテストショーマン」「ペンタゴンペーパーズ」「ホスタイル」「ブラックパンサー」「「アイ トーニャ」「レディバード」

「グレーテストショーマン」☆☆☆☆ 「ペンタゴンペーパーズ」☆☆☆ 「hostiles」☆☆ 「レディバード」☆ 「ブラックパンサー」 「アイ、トーニャ」☆☆ 「グレーテストショーマン」☆☆☆☆ 笑いあり、涙ありの王道ハリウッドミュージカル。しかも歌謡的じゃなく速いリズ…

最近の話題映画「ウィンストンチャーチル」「スリービルボード」「ブレードランナー2049」「デトロイト」「バリーシール」「キングスマン」「はじめてのおもてなし」「シェイプオブウォーター」「砂と霧の家」

「Darkest Hour ウィンストンチャーチル ヒトラーから世界を救った男 」☆☆☆☆ 「Three Billboards Outside Ebbing, Missouri スリー ビルボード」 ☆☆ 「Blade Runner ブレードランナー2049」 ☆☆☆ 「Detroit デトロイト 」☆ 「American made バリー・シール ア…

映画「42 -世界を変えた男」

42~世界を変えた男~ [DVD] 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント 発売日: 2014/11/05 メディア: DVD この商品を含むブログ (4件) を見る 副題が蛇足でしかない。邦題のセンスのないこと。ありきたりの安っぽい感動ドラマ感を副…

映画「モード」、「ヘッドハンターコーリング」、「二つ星の料理人」「オールアイズオンミー」「ゴーストストーリー」「ダークタワー」「ベイビードライバー」「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」

目先の損をしても自分の信念を押し通す。自分にとって価値のあるものからブレてはいけない。そう思わせる作品数点。忘れっぽいから時々、こういう作品を見て自分の立ち位置を再確認することは有意義だと思う。 MAUDIE ☆☆☆☆ しあわせの絵の具 カナダの実在の…

自我とはなんぞや。映画「ゴーストインザシェル」、「教団X」、「サイコパス」

「ゴーストインザシェル」 22年前の名作アニメーションを最新技術で実写化した。 アニメーションは伝えたい要素を抽出し、無駄な情報を削ぎ落とした芸術表現なのだと改めて思った。同じ尺で実写にした結果、情報がうるさすぎて、展開に間や余韻がなさすぎて…

映画「ムーンライト」「レヴェナント」「夜に生きる」

「Moon Light」☆なし LaLaLandがアカデミー各賞を総なめにする勢いだった中で、作品賞受賞ということで観た。感情移入することもなく、あまり深い感情の動きを察することもできず、いつの間に映画は終わった。ゲイではないと同感しづらい孤独や悩みなのか。 …

小説「スペードの3」「仏果を得ず」に自己投影

「スペードの3」 「何者」で戦後最年少直木賞を受賞した朝井リョウの作品。 子供たちの嫉妬や不安、加虐性、優等感、劣等感などは誰もが少なからず似た経験をした青春期の思い出として苦く生暖かく受け入れられがち。その一方で大人の嫉妬や悪意は肯定しよ…

映画「LaLaLand」「手紙は憶えている」「ザ・コンサルタント」「マリアンヌ」「人間の値打ち」「聖の青春」「永遠の0」

フランス往復の機中で観た映画備忘録。 「ララランド La La Land」 ☆☆☆ 「ザ・コンサルタント The Accountant 」☆☆ 「手紙は覚えているRemember」☆☆☆☆ 「マリアンヌ Allied」 ☆ 「人間の値打ち Il capitale umano」☆ 「永遠の0」☆☆ 「聖の青春」☆ 「この世界…

映画「フライトゲーム」

教師だって警官だって弁護士だって、その職業が本人の清廉性や人格を保証してくれるわけではない。 アル中でヘビースモーカーで人生に失敗した疲れ果てた航空保安官だっている。そんな航空保安官がハイジャック犯に嵌められ、濡れ衣を被せられる中で乗客を救…

河合隼雄著「働き盛りの心理学」

昭和55年の統計データなんかを元に論じられている河合隼夫氏の少しというか、かなり古い本。古い本にも拘らず目新しさが殆どないということに、新鮮な驚きがあった。 親が子供に物質的に貧しい時代の幸せの在り方を示せても、物資的に豊かな時代の幸せの在り…

中年クライシス小説「月と6ペンス」

敬愛する河合隼雄氏ですらミスは犯すのだな。 買ってから暫く放置していたサマーセット・モームの「月と6ペンス」をおもむろに読み始めたら止まらない。これこそ河合隼雄氏が「中年クライシス」に収録すべきだった大人の中二病小説ではないのか。収録した数…

映画「君の名は。」

アラフォーに差し掛かる友人知人の高い評判を聞いてアニメ映画「君の名は。」を観た。世の中には素晴らしいものがまだまだ沢山あるもんだな。新海誠監督のような存在がいることが有難い。 素晴らしいものを享受する側、消費する側にいて、産み出す側に立て…

村田沙耶香著「しろいろの街の、その骨の体温の」

「コンビニ人間」で芥川賞を受賞した村田沙耶香さんの2014年の小説。いまだに週に3回ほどコンビニに勤務し、勤務した日だけ、夜2時頃に起きて朝6時まで執筆するらしく、朝井リョウや西加奈子ら小説家仲間からの渾名が「クレイジー沙耶香」だとか。 小説家は…

リアルと評判だった単なるヒーローアクション戦争映画「フューリー」

自分の虫の居所が悪かったのか。「アカデミー賞最有力候補」だとか、「圧倒的なリアル」と評判だった本作をようやく観る機会に恵まれたのだが、観終わった後に腹の中に気持ちの悪さが澱んだ。 リアルってなんなのさ。脚が吹き飛び頭を撃ち抜かれるシーンを多…

欲望のバージニア

禁酒法時代のバージニア州フランクリン郡で密造酒で荒稼ぎをするボンドュラント三兄弟の話。原題はLawless。和訳すれば無法なんだろうが、禁酒法なんていう法律が有ったから生まれた物語。 実話に基づいた映画だそうで、孫のマット・ボンドュラントが祖父や…

ゾンビランド

ゾンビランド (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る くだらない。 大ヒット娯楽映画だ。中身はくだらない。本当に。気を張る要素は無い。それこそ、ポップコーンをポリポリ音を立てながら芝生にでも寝転んで観る…

ジブリの大博覧会

広告宣伝やコピーに主題を当てた展示というのが面白い。 背景の深慮や想いが辿れる。コピーの正論でいえば、そんな背景を説明なしに宣伝文句で伝えられないといけない。 ただ、どんな名コピーだろうとも、宮崎駿や高畑勲の深い想いが一行の言葉で伝わりきる…

京都ぎらい

井上章一著「京都ぎらい」。2016年の新書大賞で1位だそうだ。大阪の人や洛北、洛南、山科らへんの人が喜んで読んでいるのだろうか。 興味深かった話題をいくつか。 芸者は関東言葉で男を指した。時代が下り女性が宴席に呼ばれるようになると江戸では女芸者、…

「慣習に従う一般層」「能力はあるが、やる気のない部下」

佐藤優のおっさんめ、こんなことを書いてやがる。 「「ああいう連中のようにはなりたくはないし、なろうと思ってもなれない」と思い、少し距離を置いて幹部や同僚を眺めているのだ。 組織からはぐれた一匹狼でもなく、出世を諦めてひねくれているわけでもな…

The Martian オデッセイ

そうか、火星の外気に触れたら一瞬でバクテリアも死ぬのか。火星の土には有機物は無さそうだがあの僅かな人糞と水だけで育つのだろうか。空気を作り続ける装置の仕組みとか、どの程度リアリティーのある話なのだろう。西暦何年設定なのか。科学的な興味が沢…

Black Swan ブラックスワン

数年前の話題作で興味があった。 ナタリー・ポートマンがこんなにバレエを踊れるだなんて。レオンの頃から銀幕のスターとなったのに、バレエを何処かで習い続けていたのだろうか。誰にでもできる役ではない。頭が下がる。幼少期にバレエを習っていた下地に加…

The Intern マイインターン

期待していなかった良作。「プラダを着た悪魔」が好きな、バリバリと働く若い女性を狙い撃ちにした映画。「プラダ」を何度も好きで仕事で落ち込んだ際に見ているという友人の話を聞くが、そういう人はこの作品も嵌るんではなかろうか。お洒落なオフィス、価…

Creed クリード チャンプを継ぐ男

ロッキー一作目に肩を並べる名作。スタローンがラズベリー賞での名誉回復賞をもらうだけある。確かに声が上がっていたようにアカデミーの主演男優賞はもうこれが最後かもしれないスタローンのほうが収まりが良かったとさえ思う。 なんだか涙もろくなった。 …

アメリカンビューティー

白い歯を見せて力強く握手する。自信に溢れ、明るく快活。大きな声で笑う。 刷り込まれたアメリカ人の理想像だけど、何かをきっかけに抑圧され蓄積された醜悪さが反動のように一気に噴き出す。 アメリカ人のほうが欧州人や日本人より陽気で誠実なのか。そう…

猫シネマパラダイス

ニャーシネマパラダイスがないのは落ち度ではないか。 ニャウシカが一番オリジナルから乖離しているように見受けるのは、版元の著作権保護への意識の高さに比例しているということでしょうか。 猫の惑星 荒野の七猫 ショーニャンコの空に 十二匹の怒れる猫達…

青梅という街並み

駅舎から既に昭和初期の街並みは始まっている。 街道沿いには映画の立て看板を冠した商店が並び、団塊の世代が子供の頃に親しんだものに溢れていて面白い。ただ、紅葉の時期の11月の土曜日だというのに道行く人は少ない。少なさすぎる。これで町興しが成功し…

風たちぬ

ジブリの風たちぬを観たがなんとも消化不良。 実際の堀越二郎氏の細君は結核ではなく天寿を全うしているし、堀越氏のように東京帝国大学航空科を首席で卒業し、卒業前から三菱内燃機に内定しているような当時にしてみたら国家的人材が自由恋愛し、さらには平…

Extremely Loud & Incredibly Close ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

主人公である少年、トーマス・ホーンにギルバートグレイプのレオナルド・ディ・カプリオを思い出した。そのぐらい才気だった演技だったと思う。 子供なんて所詮子供と思いきや、持て余すほどにアンバランスに一部分だけ大人だったりする。そんな12歳の少年の…

映画「ARGO」、「Trouble with the Curve」

長距離出張の機内の楽しみは国内ではまだ上映されていない映画。Cathyはフルフラットの座席に加え、なかなか風変わりなキャビンになっていた。 ARGO いかにも映画のような粗筋が実話だったということにこの作品の9割の価値を依存しているような気がする。ベ…