温泉

高円寺 「小杉湯」もクリスマス仕様

高円寺の庚申通り商店街から脇道に入ったところにある、「小杉湯」。人通りからは見えない隠れた名店。商店街に面していたら商店街の街並というか景観に深みが一層与えられるのだが、そうでないからこそ生き残ってきたのかもしれない。 高円寺の顔とも言える…

北千住の双璧 大黒湯

タカラ湯という街の至宝がありながら、北千住には大黒湯という負けず劣らずの名銭湯もある。 だ・い・こ・く・ゆ お風呂に行くのが楽しくなる暖簾だ。とても温かみが感じられる秀逸な意匠。 梁に施された波の彫刻も美しいの一言。 蟇股に鎮座する大黒様。存…

北千住 銭湯の聖地「タカラ湯」

キングオブ銭湯と名高い北千住のタカラ湯。いつかは行きたいと思っていたが、ついに行く機会に恵まれた。 宮大工の手によるものであろう、王道派の豪壮な銭湯建築。京都の船岡温泉を思い出す。 船岡温泉のような折り上げ格天井の風格ある脱衣室は無いが、そ…

美術と美食の御岳山宿坊 風呂編

・門から神社のような佇まい・画聖川合玉堂や北村西望の書画があふれる・御岳産の山菜や野菜、鮎、猪や鹿を用いた美食・朝に宿坊で参加できる神道式お勤め。・神札や一人一人に描いた色紙付き・気さくな神主があれこれお話をしてくれる・蔦で覆われた廃墟・…

伊東の文化財に遊ぶ

東海館を見学して回る。バルチック艦隊を打ち破った東郷平八郎さんの簡素な羽織袴姿が役職の高い人にしては質素で意外に映ったようだ。 彼氏の方は床の間や畳の値段相場に興味を示していた。空手をやっていたとかで、ルーマニアの家に畳が欲しいらしい。一畳…

北川温泉つるや吉祥亭 絶景黒根岩風呂

伊豆は北川温泉のつるや吉祥亭に息子の誕生日を祝いに来た。以前にも妻と結婚前に北川温泉内にある望水という上等な旅館に泊まったことがある。貸切の休憩室も備えた高層階の檜露天風呂に入って、見渡す限りの水平線から昇る陽が湯船に映り周囲を朱く照らし…

湯治で短気や不寛容や安寧や惰性は治るかどうか

箱根の送別会旅行、伊東、熱海の送別会旅行、箱根の両親への慰労旅行と温泉地へ足を運ぶ機会が続いた。さらに港北の温泉にも足を運ぶようになり只管温泉に浸かる日々。 2週間ほどで22回ほど温泉に浸かっている勘定になる。これはもはや湯治だな。何を治して…

美しく老いることの難しさ 大観荘

会社の主催で熱海の大観荘という旅館に泊まった。1か月前に宿探しをして子供が春休みの最中で混雑しがちなこの時期に30人分の予約が可能だったというのだから、現時点での立ち位置を推し量ることができる。 24年ほど前にはオランダのベアトリクス女王と皇太…

伊東 K'sゲストハウス

土日にかけて会社のとある事業部での送別会で箱根の会員制リゾートホテルへ。そして月、火曜は異なる事業部のこれまた泊まりでの送別会で熱海の旅館へ。 一旦、神奈川に帰るのも面倒なので、箱根と熱海の合間に伊東に宿を取った。 伊東のシンボルでもある東…

廃墟温泉桜

息子をつれて、周辺を散策した。蒼の山荘の先には河鹿荘という廃業した温泉宿があった。宿の軒先の桜が見事で輝いて見えたのでふらふらと誘い込まれてしまった。 玄関先に黒い塊。まだ体温がありそうな毛の塊は土竜だった。裏返してみると蛆も沸いておらず、…

苔の秘湯 蒼の山荘

自家用車を持っているうちでなければまず訪れないだろう場所に行っておきたいので、神奈川の丹沢湖に近い中川温泉に行くことにした。ようは、日本秘湯を守る会の加盟宿である蒼の山荘に泊まってみたかった。 典型的なウェブサイトが美化され過ぎた宿だと思う…

箱根 品の木別館

箱根一帯に八つの温泉宿を展開する一の湯旅館の品の木別館に泊まった。宿泊者は八つの宿のどの風呂でも入れるそうで、食事前にススキの原を眺め、さらに近くの別旅館で濁り湯に入らせてもらった。濁り湯は目で愉しむ温泉でこれに勝る温泉に入ったという満足…

温泉黒玉子

大涌谷の温泉黒玉子は殻の黒色以外は味はさほど変わらんのだけれども、皆、普段はこんなに食べないのにここぞとばかり茹玉子に齧りつく。そこら中に黒い殻が散乱してそれもひとつの風情。気のせいなのだろうけれども雰囲気にただの茹玉子よりも美味く感じて…

箱根宮ノ下 楽遊壽林

箱根宮ノ下の日帰り温泉へ。いつかは富士屋ホテルに泊まりたいと仰ぎ見ながらそのすぐ先にある崖下の楽遊壽林へ。大正の始め、当時の大富豪 郷誠之助男爵により開苑されたと聞く。 商業における写真の力はすごい。写真は嘘つきだ。不都合なものをフレームの…

蓬莱屋旅館

房総半島の太平洋側、いわゆる外房の天津という小さな漁村にある温泉旅館へ。 建物の屋上に港と海を一望できる露天風呂と海の幸の料理がウリらしい。 5年ほど前に来た千葉の料理旅館と何か似たコンセプトを感じる。魅力的な写真を多用したホームページ、和モ…

斎王の宮 温泉

三年連続となる4月の伊勢参り。工場幹部会の会議旅行なのだがどうも大勢の関心は翌日のゴルフにあるようで非ゴルフ組としては若干倦んできた。帰りがけに熊野那智大社へ行こうとも思ったがさらに車で4時間弱かかると聞いて断念。京都への帰り途中に伊賀上野…

アクアイグニス

湯之山温泉に近い菰野の片岡温泉。加水・加温・循環・添加物一切無しの源泉100%かけ流しの風呂が楽しめるのだが風呂場や周辺設備のデザインが惚れ惚れするほど洗練されている。それが宿泊5,500円。入浴のみは600円で利用でき、なんとも良心的。 風呂は大き…

淡路洲本温泉 島花 犬と幼児と温泉と

5棟のホテルを擁する巨大ホテルコンプレックス。その一棟である島花からはグラスボートで対岸のホテル群にいつでも渡ることができる。遊具施設や宴会場なんかに頼らない遊び心のあるリゾートらしい宿泊施設が日本にも増えたものだ。 廊下の端々には洗練され…

康ノ家

夕日ヶ浦温泉の料理民宿。夕日ヶ浦の浜辺に面していないので名物の夕日は部屋から観られないのだけれども、その分、美味しい魚介類を食べるにはお得感のある値段設定。夕日は歩いて浜まで見に行けば良い。 手洗い、洗面、風呂は共同。だからホテルでも旅館で…

御在所岳と鹿の湯

嫁さんの誕生日を祝いに三重は「湯の山温泉」へ。京都から高速道路で四日市まで1時間程度。さらにそこから15-20分と直線距離以上に近く感じる。 鹿の湯ホテルの裏の坂道から数分でロープウェイへ。開設当時はいくつもの世界一記録を樹立した50年経っても壮観…

山中温泉 野天風呂

たまらんなあ。雪が降る中、清流と一面雪に覆われた山肌を眺めながら嫁さんとのんびり温泉に浸かる。日本では気軽にリゾート式のスパは利用できないが、それを上回る寛ぎではなかろうか。今まで訪れた温泉のうち五本の指に数えてもよいのではないか。 ここ、…

かがり吉祥亭

去年付与された有給休暇の半分も使えていなかったので年末に2泊で山中温泉のかがり吉祥亭に泊まることに。京都から2時間かけて訪れた宿で通された九階の部屋で眼前に広がっていたのは、一面の冬山だった。冬は森羅万象の形状が美しい季節。冬もまた良いもの…

夕日ヶ浦温泉 康ノ家

丹後 宇川温泉 よし野の里

一週間ほど既に前になる。 台風が来ると知りながら休みをとって丹後半島の宇川温泉へ。 宿は宇川温泉と言われながらも温泉街もない実に長閑な場所にあった。丘の上に建つ木造ログハウスで目の前には丹後松島がぽかりと浮かぶ。周囲には家も少なく海と緑に囲…

奥穂高 槍見の湯

蒲田川に沿うようにして合計7つの貸切風呂と混浴露天風呂が並ぶ。いずれも無料で、混浴露天風呂にはバスタオルを巻いて入っても構わない。 中でも槍ヶ岳を遠くに望める「槍見の湯」は河原と隔てるものが何も無い、実に開放感のある湯。混浴露天風呂と聞くと…

奥穂高温泉 槍見館

久しぶりに感動する宿に出会った。褒めちぎってやりたい。槍ヶ岳の望める開放感抜群の河原露天風呂も只管感心するばかりの料理も素晴らしいが、結局満足度を決定付けたのはもてなしの心地よさ。Back to Basic。基本が結局は差を生むのか。 14時過ぎに到着し…

飛鳥荘

猿渡池のそばにある観光に非常に便利な立地の旅館に泊まった。鉄筋コンクリートの建物で、断じて好みの木造三階建のような風情のある建物ではない。しかし満足度は高かった。 何にもまして良いのは部屋の窓から興福寺の国宝の五重塔の輪郭を楽しめること。そ…

民宿 品野

厨温泉にできてまだ3年ほどの民宿だという。展望露天風呂があるわけでも、重厚な部屋があるわけでもない。しかし旬の越前蟹を目一杯楽しみ、温泉で体を温め、簡素だが新しく清潔な部屋は泊まるには申し分ない。コストパフォーマンスに優れていて満足度は高い…

大原の里

大原の温泉旅館に泊まった。1泊3食付きで9000円ほど。悪くは無いのだが、割高感は残る。 道向かいの雲井茶屋という味噌の専門店も経営しており、大原の里に泊まると夜は味噌鍋を味わえる。味噌鍋自体はそこそこ美味しいのだが、学校の合宿所の食器のようなプ…

和倉温泉 旅亭はまなす

視覚、先入観は厄介なものだ。 この宿、風呂は狭く古く、部屋もさしてぱっとするものではない。腰壁には染みがちらほら。目の前は加賀屋ホテルを見上げるだけ。そんな塩梅だから出された料理を視覚と雰囲気で美味いものだと認識するのに時間がかかる。 季節…

船岡温泉

京都で最も目で楽しめる銭湯ではなかろうか。銭湯愛好家の間では最京の銭湯だのと言われている1923年創業の有名な銭湯らしい。初めての利用は神戸から京都まで3時間かけて自転車で来た際に、汗を流す為に立ち寄った4年前。金閣寺、龍安寺、大徳寺などを回っ…