美術館 博物館

三連休の幻想的な「東京たてもの園」ライトアップ

この三連休、中央線で三鷹から2駅の武蔵小金井にある「東京たてもの園」で夜のライトアップイベントが催されている。昼は隣接小金井公園のアスレチックやトランポリンで子供達を遊ばせ、そのまま夕方からこちらへ移動した。 もう、「幻想的」の一言に尽きる…

女子美術大学祭、高円寺フェスとイベント三昧の高円寺の週末

先週末は近所にある女子美術大学の学園祭だったので息子を連れて観に行ってきた。 女子美術大学のコの字形キャンパスにはニケの大きなレプリカ像がある。ニケの会だとかカフェニケだとか、女子美の象徴のような存在らしい。 杉並キャンパスは中高と美術短大…

2018年藝祭 素晴らしい作品の備忘録

朝の7時に家を出て、上野に向かう。今日は丸一日、公私ともに休み。折角なので藝祭の朝一の無料コンサートに顔を出して見ることにした。 8時前に着いたのだが、開門は8時半だという。間違えたようだ。しかしこの時点でもう20人近く列ができている。のんびり…

昆虫ふれあい展でクワガタムシの蜜争奪戦を高みの見物

新宿小田急百貨店で20日まで行われている昆虫展に子供を連れて行った。 入り口付近には巨大なダンボール製のカブトムシ、カマキリにアリ。案外、巨大化するとアリが一番カッコ良かったりする。 緑に輝くゾウムシ。世界、特に熱帯を探すと大抵の種類の金属光…

上海一目惚れした根と苔の芸術

莫干山路50号で度肝を抜かれたのがこちら。主役級の存在感があるのに勿体ないことに人通りの少ない路地裏にあった。 巨大な広く浅く張った根の塊。本来は幹が伸びていたであろう中心部には龍が彫られている。なんとスケールの大きな中華の大陸的作品か。 根…

上海 莫干山路50号 鹿まみれ

豆鹿の全身剥製がいた。我が家の頭蓋骨はこの鹿と同種のものだと思われる。 こんな静物画のような人物画もあった。こういうの好きだな。鹿、鳥、美人という節操の無い好きなものの寄せ集め。僅かに傾いているのは鳥一羽の重みか。角の枝ぶりが左右でかなり異…

上海 莫干山路50号 芸術街区

上海のアートギャラリー街区に足を運んだ。食事も含めて3時間ほど滞在しただろうか。雑多な無数なモノを観てまわると、良い気分転換になる。買い物が好きな人にとってのウィンドーショッピングはこんな感覚なのだろうか。 ここは展示だけでなく、制作工房を…

フォトジェニックな彫刻の森

箱根彫刻の森美術館にネットの森が復活していた。 もう、キングオブインスタ映え。しかもなかなかの全身運動。 子供になって遊びたい。 双璧を成すのがシャボン玉の城。芸術は極めると子供の遊具としても最高なものになるらしい。 スリルがあって危険ではな…

ランス世界遺産 大聖堂のヴォールトを作陶したい

ランスのノートルダム大聖堂は第一次世界大戦時になんとドイツ軍の空爆に遭い、屋根や梁が大破したのだという。この件でドイツに対するフランス国民の憎悪が膨れ上がったとも聞く。日本人からしたら鎌倉の大仏や八幡宮を空爆で破壊されるようなものだろうか…

オルセー美術館 時計裏レストランと鹿三昧

オルセーは駅舎に留めるには美麗過ぎたのだろう。 かつてここに鐵道路線が引き込まれていたとは想像し難い。 オルセー美術館内にはカフェやレストランがあって席からは巨大な時計越しに外を見ることができる。ちょうど泊まっているモンマルトルのサクレクー…

オルセー美術館 陶芸の可能性

私が作陶に使っている同じ素材で、物理的には似たようなものが作れるはずなのだよな。 大理石をコツコツと削り出した像ではない。こねて、つけて、削って作ったテラコッタだ。 焼締の塑像の可能性は膨大に広がっているはずなのだけれども、全く技能がないの…

オルセー美術館の美人三昧

強烈な刺すような視線。この絵に憑いていると聞いても驚かない。観られるための絵というより、絵の側が人々を見据えている。 ゴッホの近くにはゴーギャン。サマーセット・モームの「月と6ペンス」の世界観の記憶が蘇る。楽園の牧歌的な絵もどれも、情熱的で…

白雪の日光東照宮の綺麗寂

昔、ブルーノ・タウトという有名なドイツの建築家がいた。彼は桂離宮の侘び寂びの抑制された美に「ここに繰りひろげられている美は理解を絶する美、 即ち偉大な芸術のもつ美である、 すぐれた芸術作品に接するとき、 涙はおのずから眼に溢れる。」と最大限の…

インターメディアテクと鹿

仕事の関係で丸の内に行く機会があり、1時間ほど空き時間が生まれたのでかねてより行きたかったキッテという商業ビルとその中のインターメディアテクという美術館に足を運んだ。 インターメディアテクは東京大学収蔵品が展示されたなんと無料の美術館。 お抱…

期待を外さない東京藝大祭と話題の神輿

仕事の合間に数時間ほど暇ができたので、上野の東京藝術大学の学園祭を駆け足で覗いてきた。 セネシオさんというたまにコメントを下さる方が以前、勧めて下さってかねてより見たいと思って半年以上前からカレンダーにメモしていた。 1年生による創作造形神…

エローラ石窟 カイラス山式遺跡水槽を造るなら参考に

アジャンタの広い石窟だけでも驚いていた。それがエローラになると規模が飛躍的に拡大する。 アジャンタの開窟に携わっていた夥しい石工がアジャンタ放棄の後にはエローラの開窟に回ったという。エローラの印象はわかりやすい規模の拡大。その巨大さで信者、…

アジャンタ石窟グプタ様式仏教芸術の数々

ムンバイから飛行機でアウランガーバードまて1時間。さらに街から車で2時間の距離にアジャンタ石窟はある。川に削り取られた湾曲した岩壁に30近くもの石窟が並ぶ。雨季も修行の日々を送れるように岩を削り出して作ったのだそうだ。 目と鼻の先にある滝壺か…

ストラスブールの栄華

パリから2時間。手頃な郊外への遠足に最適な歴史都市、ストラスブール。 中世のストラスブールは神聖ローマ帝国の支配下にあり、アルザス地域がフランス領となった後もフランスによる併合を免れていたそうな。そしてルイ14世の治世となり領土拡大時にようや…

シンガポールの肉林

仙人掌や多肉植物が見事な植物園を挙げるとしたらこれからはガーデンバイザベイを挙げる。「酒池肉林」という表現があるけれども、ここは正に多肉植物愛好家にとっての肉林天国なわけだ。 ガーデンバイザベイのドーム型温室植物園は二つが対になっている。一…

牛鹿剥製三昧 上野国立科学博物館

角のある牛や鹿の剥製がこれでもかと列ぶ。こんな場所があるとは知らなかった。変な鹿風多肉鉢を造る前に見学しに来たかったものだ。 鹿です。 牛です。 シカです。 シカです。 名前はシカっぽいけど、どちらかというとウシです。 世の中、種類としてはシカ…

ジブリの大博覧会

広告宣伝やコピーに主題を当てた展示というのが面白い。 背景の深慮や想いが辿れる。コピーの正論でいえば、そんな背景を説明なしに宣伝文句で伝えられないといけない。 ただ、どんな名コピーだろうとも、宮崎駿や高畑勲の深い想いが一行の言葉で伝わりきる…

一番は庭にある。石像 石仏 根津美術館

日本の近代化の時代に東武鉄道で興し、大富豪となった根津氏が収集した美術工芸品。 大層値打ちのありそうなものが並んでいるな、という印象。 期待をよく裏切って愉しませてくれたのが起伏に富んだ広大な日本庭園。あちらこちらに石塔や石仏、石像が景色の…

高円寺 五次元寺 Losing Theory

高円寺駅南のPALアーケード街から東の路地筋の角にある謎のギャラリー。いや、主催されている方にとっては謎でもなんでもないので失礼。 飲食店のように見えないし、ギャラリーのようだが展示スペースは狭く足を踏み入れて良いのかもわからない。窓ガラスの…

彫刻の森で見つけた自然の造形美

彫刻の森美術館へ。 初夏の緑は眩しく、屋外の彫刻を鑑賞して廻るのは気持ちが良い。 散策する中で、とりわけ緑の濃い一角で美しいものを見つけた。最近は都心では見かけなくなった。こんなところで出会えるとは。 自然の造形は素晴らしい。こういう美しい…

鉄道博物館の本格運転シミュレーター

さいたま市の鉄道博物館が今日は比較的空いていた。普段なら40分近くまたされるのに、早い時で15分から20分程度で体験できた。 本格的な運転シュミレーターが5機あり、パノラマスクリーンに映し出される実際の運転席からの画像を見ながら運転体験ができる。 …

五美術大学卒展

素人目線の批評や感想など当人は聞きたくもないだろうけれども。 愉しかった。絵画から彫刻からインスタレーションまで多ジャンルの作品が一堂に帰しているので飽きない。1大学だけだと作品の質量ともに物足らなかったに違いない。正直に言うと、作品の技能…

三鷹の森 ジブリ美術館

初めてジブリ美術館に行った。 人生で初めて独りだけで観た映画は「風の谷のナウシカ」で30年経ってもあれを超える世界観と熱量を持ったジブリ作品は出てきていないと思っている。宮崎駿さんの願望や鬱屈が長年澱のように積もった作品なのだと思う。 子供を…

村上隆工場製品

村上隆個人制作作品展だと思っていた。勝手な先入観で村上隆が全ての作品を手掛け、完成させていると思っていた。 しかし実際は村上隆工房、村上隆プロダクション、村上隆ギルドによる作品群で村上隆による監修総監督というわけだ。 考えてみれば、西洋のギ…

村上隆 個展 五百羅漢

なんだかアニメのような可愛らしいキャラやそれらでグロテスクなものを表現しようとしている作風しか村上隆のことは知らなかった。どちらかというと、美術って理解できない世界だと思わされる典型のような作風。いびつに解釈の難解さに逃げ込んだような現代…

猫ジオラマ - 青梅 昭和幻燈館

なぜここまで猫尽くしかというと、映画看板で町興しをしようとした青梅が映画看板画家でもあった赤塚不二夫の協力を仰ぎ、ついでに赤塚不二夫の愛猫がテレビCMで絶大な人気を博していたので、加えて猫の街を自称し始めたという「これでいいのだ」な作為的な…