芸術家
「陶蟲夏草」という作家名で冬虫夏草をモチーフに植木鉢を作っている。 instagramのアカウントを作り作品を載せ始めたらありがたいことに誘われるがままに今年は5つの展示会に出すことになった。自ら博物フェスティバルというイベントに参加応募してみようと…
入口の白い巨大なガラス結晶が美しい。 大きな空間に聳えるインスタレーション。青い触手のようなガラスの突起が海の渦のように柱となっている。 台が反射する鏡面仕上げになっており反射も美しい。 海洋生物が散りばめられていた。アンモナイト、ヒトデ、ウ…
作品の前でしばらく人だかりがあった。 特に陰陽の陰の表現に美人画の画集を数多く出版されている池永康晟さんを思い出した。 ギャラリーもついて軌道に乗っている将来を嘱望された作家さんなのだろうな。美人画は人気がありそう。 何の木だろうか。青と碧で…
欧州の美術館の19世紀絵画にありそうな雰囲気ながら人物は日本人。 なんともアカデミックで他の学生さんとは異なる時空間とベクトルで制作している印象。100年前の欧州に生まれた方が幸せだったりするのだろうか。存在感の際立つ重厚な一画だった。 写真にす…
東京の5つの美大の合同卒業制作展「五美大展」が毎年新国立美術館で催されるのだが、入場料無料で子供と気軽に絵画や彫刻、デザインなど多彩な作品を楽しめる。 多摩美エリアから入ったのだが版画のクオリティの高さに目が覚めた。 モチーフがとても好み。…
消しゴム判子で作ったロゴを元に名刺を作ってみた。 表にはシンプルにロゴと陶蟲夏草の文字。一旦、消しゴム判子にしたことで生み出せたインクのかすれ模様も作った甲斐を感じさせてくれた。蟲だな。かわいくはならない。私好みのグロテスクさも含有していて…
名刺が必要だと思っていた。展示販売する際にその場で購入されないお客さんにも名刺を持ち帰って頂いてインスタなりを登録してくれると嬉しい。誰とも知らない人にお買い上げいただいて私の視界から作品が消えるだけでは味気ない。購入してくれることよりも…
国内外のアーティストを英語日本語で紹介する365artplus magazineという美術雑誌に1ページだが掲載してもらった。 特集は細川護煕さんインタビュー。信長秀吉家康に仕え千利休の一番弟子でもあった戦国大大名の細川忠興を先祖に持ち蔵には国宝級の美術品や茶…
浅草で催されていた博物フェスティバルの冬イベント版、博物クリスマスに行ってきた。 夏休み中に日本科学技術館で行われる博物フェスティバルに比べると規模は1/6ぐらいかもしれない。ゆっくりと見て回れる。 出店者達からの作品が吊るされていた。出店者同…
モノを作って売っている者としての備忘録 作品を発表して売り始めたのは日常生活を送っていても蟲好き、多肉植物好き、粘菌好き、陶器好きに滅多に会わないから。自分の作品を売りたいわけでも換金したいわけでもなく、自分の好みを反映した創作物を買うぐら…
10月26日に開店したばかりだという高円寺ルック商店街の定食屋「カフェキッチン耕」。 がっつりとボリュームのある定食が期待を超えて美味しかった。生姜焼き定食なのだが、豚に厚みがあり、枚数が多い。他の定食屋はもう少し枚数が少ないように思う。しかも…
365 ART PLUS MAGAZINEとやらから掲載のお誘いを頂いて45号に載せていただいた。 見たことも聞いたこともない雑誌なのだが予め印刷した雑誌を書店で販売するのではなく、全て電子的に原稿も作り完全受注印刷で予約部数だけ発行と配送をしているらしい。 ・新…
まずは教会とグラフィティ。 この東ロンドンはグラフィティが町中に溢れていることでも有名らしい。街が丸ごと美術館状態。 5人ほど、快晴の中、スプレー缶をカラカラ振りながら描いていた。 私の中のベストはこれ。ゾンビっぽい敬愛された女王陛下。 通り過…
秩父の満願オートキャンプ場でのこと。 最近は子供達にコンパクトデジカメを好きに触らせて撮るのを楽しんでもらっている。 構図だの頭でっかちなことは無しに思うがままに撮らせているものを後から観ると、自分では撮らなそうな面白い写真があったりする。 …
京都嵯峨美出身のイラストを描いてらっしゃる画家の永島千裕さん。個展の案内状を毎回送ってきてくださるので観に行ってきた。 鳳凰の極彩色の尾羽が舞い降りる中で抱き合う2人。遠くからも目を惹き、近くによると夏白菊の表情の豊かさに引き込まれる。 200…
代官山のLurfで私がかねてより尊敬し憧れている彫刻家の清水ちえさんの作品が展示されていると聞いて2時間半の隙間を駆け足で見てきた。 欧米人の顔つきの彫刻を作る人は日本にも無数にいるが、いかにも日本人らしい顔つきの写実性の高い彫像を造る作家は案…
庚申通り商店街の建物の3階に小劇場ができていた。その名もKoenji June Joe。ちなみに純情商店街からは入れない。 30〜40席のパイプ椅子が並んだ小さな劇場だ。 今日の演目は以下の通り。ワタナベプロ、人力舎、太田プロなどから16組が出場。 お客さんは若い…
コロナは収束したのかよくわからんが、規制がなくなりようやく高円寺大道芸祭も復活した。1日間だけではあるが南大通りを封鎖して各辻で大道芸が繰り広げられる光景が戻ってきた。 そして私の贔屓の大駱駝艦の演目も戻ってきた。 派手に焔を吹き上げる。 そ…
物々交換して手に入れた水晶冬虫夏草ペンダント。本物の蝉の抜殻に銅鍍金をしてあり、背中の裂目から水晶が生えている逸品。私の好みど真ん中でありながら私の陶芸とは全く技術的には別ジャンルなので入手できて嬉しい。 脚の微毛までしっかりディテールが残…
昆虫を取り入れることで食味の良くなる組み合わせのみを「蟲菓(昆虫焼菓子)」として製品化して販売している「灯螂舎」さん。試食した感想や疑問を記録しておく。 昆虫食がバッシングに遭っているらしい。どこぞの自治体で学校給食に出され、昆虫食に肩入れ…
学び 作家同士の作品物々交換は思い入れも深まり楽しい。 物々交換するには「あなたの作品も売ってください」と言わせる魅力がないといけない。 お互いにとっての価値が値札とずれるのも面白い。 作家同士の物々交換は他の人のいないところで話す。 物々交換…
蟲にまつわる手作り作家の展示販売会に行ってみた。「東京むし展」はここ毎年行われているそうで、蟲好き、ハンドクラフト好きにとって魅力的な狭く深い世界。自分の好きなものに開き直った人達の集い。 蟲の標本に時計の機械機構を嵌め込んだもの。機械仕掛…
数年ぶりに国立新美術館で毎年行われる五美大合同卒業制作展に子供達と来た。入場無料で美大生の4年間の苦闘の成果の結晶やら打ち果てた残骸やらのドラマが見られるありがたい展示。そして撮影自由なのも素晴らしい。 どこかのカフェやバーの壁に掛かってい…
表参道で催されていた「栗原あり」さんという作家さんの個展に足を運んだ。ひっそりと使っている私の「陶蟲夏草」インスタ アカウントに時々コメントを頂いたりしていたので勝手に陶芸仲間のような親近感を持っており、何より作風やモチーフも私の好みなので…
箱根に行った際に台風に直撃されて雨天続きだったのでポーラ美術館に行ったことを書き留めておく。 ポーラは資生堂や花王鐘紡までの大手ではないけれども芯の通った技術開発をしている会社という印象で近年の日本初の医薬部外品認証を勝ち取ったシワ改善製品…
日暮里にお出かけ。令和4年にもなってこの昭和感たるや。 日本を代表する彫刻家朝倉文夫のアトリエ兼住居として29年間暮らした場だという。 館内は写真撮影禁止とあったので載せられるものがないが、素晴らしいブロンズ像の数々。 制作を容易にするために天…
作品を展示する空間自体を最大限に魅力的にして作品の魅力も引き出す。主人が作家の経歴や作品の狙いを語ってくれるのも大きい。販売店としての役割の大きさも見せてくれる手塚商店。もちろん、作品に強さがあってのことだけれども。 大正時代に建てられたと…
Caffe Lunaで展示販売されていた吉永サダムさんのマグカップが気に入った。そこにいた常連のミュージシャンの方も吉永サダムさんを褒めちぎるので、これは工房にお邪魔しするしか無いと思った。カフェの女主人が工房に鎬のマグカップがあるかと電話してくれ…
大川内山は鍋島藩直営の秘窯で隠れ里の雰囲気は必訪、必見。 花木に彩られた鍋島藩窯公園の散策も楽しい。 30ある窯元はどこも作品の説明を丁寧にしてくれてとても勉強になる。 単線1両ワンマン運行の松浦鉄道の金武駅途中下車の旅も楽しい。 天気が良ければ…
おそらく、最も敬愛し尊敬している芸術家の1人が岡本太郎。その記念館に今まで足が向かわなかったが、ふと行く気になった。岡本太郎が幼少期から過ごした旧家跡地であり、戦災で消失後は40年以上住むことになったアトリエを建てた地。 岡本太郎は小柄な人で…