芸術家

平安餅と山口華楊展

華楊展を観る前に平安餅を摘む。気軽で美味い。 「荷風」という作品があった。鷺は追い風で降りているが、こんなに強風だと向かい風で降りる方が鳥は安定しないものか。強風に逆らうように降り立っている方が「荷風」の題にもそぐうのでは。 習作やデッサン…

河井寛次朗茶碗

写真に撮るとイマイチだが、最初に選ばせてもらった器。一時期、河井寛次朗氏自身も気に入っていたらしい花のモチーフ。いっちんで書いた後に別の釉を載せている。実物はもっと落ち着いた印象で素晴らしかったのだが。 この器なんてのも彩度の低い色合いが煩…

河井寛次郎の器に親しむ

マイケルジャクソンがキングオブポップなら、彼はキングオブミンゲー。柳宗悦でもバーナードリーチでもなく、河井寛次郎。少なくとも自分の中では。 日本には小汚ない雑器を珍重した詫び数寄の文化が4、500年前からあるわけで、白磁や絢爛豪華な器に夢中にな…

派閥と権威 意味なく紫陽花

台風が二号過ぎて行った後に、ようやく暑さが戻ってきた。紫陽花ももう盛りを過ぎつつある。今年は咲き終わったら庭の紫陽花をしっかり剪定しないとな。 午後、扇絵付師、仏画師、美術修復の友人3人が赤子の顔を見に訪ねてきてくれた。皆、二十代の女性で普…

春季院展

友人から日本美術院の春季院展の招待券を頂いたので隙を縫うようにいってきた。日本画は岩絵具がきらきらとして美しい。 なかでも良いと思った作品は以下の通り。 交錯 柳沢優子 水面 遊 田中宏明 想 松村公嗣 ときめきの刻 梅原幸雄 映 小田野尚之 青光 並…

桜よ虎よ

岩絵具を使っていれば、写実画だろうが抽象画だろうが日本画ということになるそうだ。逆に古典的な琳派の題材と画風であってもアクリル絵具で描かれていたら日本画ではないのだそうだ。いやいや、日本画という分類分けなどそもそも存在しないという話もある…

竹内栖鳳邸晩餐

八坂通を上がったところにある竹内栖鳳邸を活用したレストランで11,000円のイタリアンフルコースを頂いてきた。 竹内栖鳳と云えば京都画壇を代表する日本画家、なんせ上村松園や橋本関雪の画業の師であるわけだからその重鎮さもわかるというもの。高台寺と清…

葛飾北斎展 富嶽三十六景

友人から招待券を頂いて、伊勢丹の催事場で開催中の葛飾北斎展に行ってきた。富嶽三十六景の四十六作品だけでなく富嶽百景も含め、ありとあらゆる富士山の構図への取り込みを試みた北斎は全くもって天才だというのが素人にもわかる圧巻の作品数。関東甲信越…

即興壁画

野外で行う即興壁画描写。下書きもせず、刷毛や筆を使って3人でみるみる描き上げていく。観ていて血が滾る思いがした。すごい。

松伯美術館 上村松篁

上村松園、松篁、淳之の三代に渡る日本画を納める松伯美術館に帰途立ち寄った。数年前訪れた際の展示作品とは全て異なり、今回は松篁の没後10年を記念した鳥類、取り分け鶴の作品が多かった。 彼の作品は余計な装飾が排除され、簡潔で好きだ。自分の頭の中で…

ジパング展

高島屋でやっていたジパング展に行ってきた。 山口晃、天明屋尚、会田誠に代表される日本画風なポップアート作家ら32人作品がそれぞれ数点づつ集められている。 チケットの表を飾っている山本太郎の手による屏風絵なんぞは、能面を着け掃除機をもった人物が…

ゴリラと木村英輝

ゴリラはよく観ると随分と優しい目をしている。何百キロの怪力のはずなのにそのがっしりとした体躯は包容力があるというかなんというか。 京都の動物園に木村英輝画伯が描くゴリラのほうが「動的」「野生的」「粗暴」な印象を受ける。 ちなみに無数の鳥類画…

木村英輝の襖絵

切り絵のような太い輪郭に大胆な色使い。絵本に向いている温かみというか朴訥さの感じられる長閑な表現。 青く描かれた蓮が不思議なことに寺の屏風にとても合う。古刹にありがちな染みて黄ばんだ襖紙と掠れたような水墨画。。。歴史的文化的価値は高いのだろ…

芸術対猥褻

この商業広告は風紀を乱すと見做され日の目をみなかったそうだ。アールヌーボーの流れを汲むような大衆ロマン画風。明治期は既に洋画の裸婦画ぐらいあっただろうが、まだ時代が許さなかったようである。「絶対防腐剤を含まず」と書かれた繁体字も若干バラン…

酒井抱一

好きな画家の一人に酒井抱一がいる。 徳川幕府有数の譜代大名であり姫路城主、酒井家の次男という非常に経済力に恵まれた出自であるところが興味深い。しかし長兄が姫路に転封になった際には長旅の中で長兄に不幸があった場合には家督を継ぐために仮養子にな…