陶芸

上腕骨肉鉢 X「赤鬼城」「火祭」

赤味の強い赤土4号と信楽白土を使い分け、下半分にだけマグネシヤ釉を掛けて酸化焼成した。土台を水彩メタリック塗料で黒く塗ったら印象が引き締まった。誰のウケも気にせずに自分が作りたいように作る作品は楽しい。全く用途のないオブジェのようでありなが…

白瓦礫鉢X 上段「薄氷」下段「緑亀の卵」 

3つ目の白瓦礫鉢は少し個性が強めの形状。こちらも赤土2号にマグネシヤを施釉、酸化焼成。植え込んだのは上段がエケベリア「薄氷」、下段がセダム「緑亀の卵」。薄氷は青白くて少しばかり神秘的。標準的なロゼット状のエケベリアともいえる。「緑亀の卵」は…

白瓦礫鉢 X「フロスティ」

出来上がった背の低い白瓦礫鉢に多肉植物を植えた。赤土2号にマグネシヤを施釉、酸化焼成。植え込んだのはエケベリアの品種「フロスティ」。霜が降りた早朝の砂利に生える、これまた霜が降りたような白い起毛のエケベリアの様相。多少、株立ちしてもサマにな…

白瓦礫鉢 X「樹氷」

背の高い白瓦礫鉢も出来上がった。赤土2号にマグネシヤを施釉、酸化焼成。植え込んだのはエケベリア「樹氷」。見る角度によってフォルムの印象が異なるようにしてみた。筒状なのも、工業的な直線ではなく丸みを帯びているのも良い。「樹氷」という品種名のよ…

水槽陶芸の世界開拓。多肉植物水耕栽培と陶器と観賞魚水槽。

ようやく、水槽のエアフィルターに城カバーを設置することができた。おお、なかなかの存在感。 水中遺跡を泳いでいるようにも見えて悪くない。ランスの大聖堂のヴォールトを見て以来、作りたかったゴシック建築の一大発明ともいうべき翼壁。水が流れ込む構造…

期待に胸躍る窯出し。結果は予想を超えて上々。

水槽の通称「ブクブク」、エアフィルターカバーの城の本焼き。横に置かれた穴が無数に空いた板はこれまた水槽の上に載せる多肉植物水耕栽培用の什器。さあ、無事に焼けてくれるか。21度で本焼成開始。1230℃酸化焼成。並行して四連吊り鉢の素焼きも行う。これ…

蝉の載った鉢

黒土で筒を作り、逆さにして轆轤で挽いた底を上にする。天面に穴を開け、そこに蝉の幼虫のオブジェ を置く。背中の穴から下の筒は繋がっており、遠目から見ると蝉から多肉植物が生えているように見える。それが、狙い。七宝珠錦や緑塔のような細長い多肉植物…

エケベリア植込用の六陵鸞鳳柱鉢の造形。

小さな植木鉢ならば市販品がそこら中に溢れている。100円ショップにすら陶器鉢は売られている。折角ならば、自ら作陶しているからこそと言えるワガママな鉢を作りたい。 そこでエケベリアを二十種類ぐらい一気に植え込める、かつ雑然と並べ置いたり寄せ植え…

蝉脱皮亡骸鉢 X マミラリア「月世界」

昨年、脱皮の途中で力果てた蝉の亡骸を拾った。 何年も地中で過ごし、いざ出会いを求めて羽化し飛び立とうという盛夏に、何かが上手くいかなかった。地上に出たところを鳥に捕食されたわけでもない。亡骸が食われることもなく、見向きもされずに取り残されて…

上腕骨肉解剖鉢の造形

信楽白土と赤土4号のそれぞれの色味を活かしたくなって作りはじめた。没頭すること3時間。外からは見えないインナーマッスルも忠実に作ったので時間がかかった。 名付けて「上腕骨肉解剖鉢」。誰が何と言おうともオブジェではなく植木鉢だ。 上腕二頭筋のパ…

豆鹿頭骨鉢、団子虫鉢窯出し。

豆鹿頭骨の窯出し。酸化焼成。一つ目、縁に弁柄で輪郭を描き辰砂をどぶ漬けしたもの。辰砂は濃度もちょうどよく、釉剥がれすることもなく綺麗に発色してくれた。骨らしくない色だが、せっかく陶器で作ったそれらしさがあって気に入っている。植え込む植物は…

雨の作陶。瓦礫鉢、豆鹿頭骨鉢、団子蟲。

高円寺駅前に新たに2店舗ものタピオカ専門店を見つけてしまった。安易な模倣、お互いの我慢比べ、チキンレース。コンビニのドミナント戦略然り、閉鎖的な削り合いばかりやっている限り、日本の経済は発展しないのだろう。もう少しリスクを取って自分のやりた…

越南 紫禁城

モザイク陶器芸術。フランスの傀儡帝の廟「カイディーン帝廟」

「啓定」と漢字で書く、カイディーン廟はフエ市街から10kmほど。ベトナム阮王朝の十二代帝が建てた廟だという。度々洪水に襲われる平地を避け、山を背にし川を前にした風水の点で最適な西の地に造られた。 その当時、インドシナはフランスの支配下であり、フ…

ハオルチア・オブトゥーサの株分け

直径6cmほどの小さな青磁の鉢に、それを作った京都の時代から7、8年ほども植え替えもせずに放置していたハオルチア・オブトゥーサ。根はぎっしりと詰まっており、狭くて成長する空間もないくらいだったものを解いたら28株まで分かれた。根の張り具合は様々で…

素焼、鋳込み、炭化珪素の試み

梅雨の作陶。 ようやく、団子虫と鹿頭骨五号、六号を素焼きに出せた。と思いきや、高さが足りず、大窯に移し直し。 水草のブクブクカバーとともに素焼きされることに。 豆鹿頭骨鉢七号。乾燥して素焼きへ。中央がヒビ割れているのをそのままにしてみた。 八…

木登り緋泥鰌

泥鰌って可愛くないか。目が丸くつぶらで、口先にもさもさとヒゲが生えていて、鰻や蛇ほど長くはないがニョロニョロと泳ぐ。泥鰌ってやつはいつも砂利底を這って泳いでいるものだと思っていた。案外、水草の上に登って休むのが好きなことを知った。しかも水…

今までにない「魚」+「多肉植物」の景色を求めて

金魚には可哀想なことをした。水槽が立ち上がる間も無く投入され、フィルターの生物濾過も不十分な中で2週間ほどしておそらくアンモニア中毒で死んでしまった。水を汚しやすい大食漢の金魚は小さな水槽ではなかなか難しいようだ。そこでビオトープのような無…

豆鹿頭骨鉢の仕上げと乾燥、団子虫鉢仕上げ

雨の日の作陶。 石膏型抜きに失敗しかけたものをなんとか復旧。そして右側のものは手で目の周りを壊してみたり。ううむ、余計なことをしたか。 左右ともに同寸法のものだが半乾燥したものと未乾燥のもので露骨に寸法が異なる。収縮率は10%を超えていると思…

多肉植物収集家の悩みに答える省スペースの試み。

多肉植物や仙人掌にのめり込むと、容易に50鉢、100鉢と増えていく。我が家でも70鉢は超える。住宅街に住むとなると、春秋は陽があたり夏には適度に遮光したいような生育に適した条件の場所など家には限られている。自然、条件の良いところには鉢が埋め尽くす…

選に漏れた鉢と多肉たち。

カフェに飾りたい植木鉢を選んで持っていってもらった。選ばれなかったものの、私としては気に入っている鉢を一部、記録写真を撮った。数年後に樹形の育ち具合の変化を振り返ると懐かしくなるし、枯死していると寂しくなる。子供の写真と違い、意識しないと…

白筒重ね鉢、市松、岩壁、鹿シルエット、辰砂マンガン流し、瓦礫鉢

これも初期の頃の作で水受けがあるので室内、とりわけ仕事机の周りに植物を置きたい時に重宝している。背景が暗いのもいい。縦横のバランスが「エケベリア」にうまく合わせて作れたと思っている。8年ほど風雨に晒されて貫入が入ってきた。陶器にとっての生体…

足付円錐白マット鉢 X 「緑蛇」

知り合いのカフェレストランに貸し出すことになったので、場合によっては戻らなくなることも考慮して記録を取っておくことにした。早朝6時半の明るい日陰で撮影。陶芸初期の作にしては上々なのではないかと思っている。似た風合いの高さの違う円錐を3つほど…

鋳込み再失敗。これまでの鹿鉢にカンガルーポーをアレンジ。

カンガルーポーを2週間ほど乾かしていた。思ったよりも色褪せせずに黄色が残ってくれたので、角代わりに挿してみたら、なかなかいいんでないか。白よりも黒の頭骨鉢のほうが合うかもしれない。陽の当たらない廊下やトイレの壁に掛けて良し。甘すぎない男前イ…

金魚飼育に再挑戦。エアポンプカバーを陶器で作る。

もう一度、子供達を連れて阿佐ヶ谷の釣り堀「寿々木園」に連れて行く約束をしていた。朝8時からなのだが、8時半の時点で7割方席は埋まっており、9時半には満席となっていた。今回は釣果は悪く、二人で1時間かけて二匹しか釣れなかった。しかし二人とも一匹づ…

自らモノを作り、売り、お金をいただく。原始的だがらこそ純度の高い幸せ。

MinneやCreemaなどのオンラインハンドメイド販売サイトで豆鹿頭骨鉢を売りにだそうと計画している。 いくらで値付けをすればよいのかが悩ましい。 こちらとしても値下げして処分したいわけではなく、現金化に追われているわけでもなく、安いから買うというだ…

豆鹿頭骨鉢 制作記録

豆鹿頭骨鉢制作記録まとめ。鋳込み型は石膏製。泥漿は信楽白土1kgを溶いた分量が最低限必要。初めての鋳込み 原型を作る。突起があると型が抜けなくなるので三次元的に複雑な凹凸は作れない。原型にカリ石鹸を表面から染み込んで水を弾くようになるまで何度…

脱皮蝉鉢 制作記録

制作過程まとめ。備忘録と改善点。 赤土2号使用。焼成後重量1.5kg。 光沢のある名ばかりの白マットではなく、光沢のない本当にマットな白釉薬を使いたい。 翅脈の縁を翅に滑らかに均すべきだった。 羽化した上体の翅脈にもトルコ青結晶をかけてもよかった。 …

陶芸窯出し。豆鹿頭骨鉢、犬鉢、蝉の脱け殻鉢、団子虫鉢

一ヶ月ほど顔を出さないうちに窯出しが終わっていた。左から飴釉、チタンマット釉、金ラスター釉を掛けて焼いた豆鹿頭骨鉢。飴釉は完全なる失敗。薄くかかりすぎていて透明になっていないし、そもそもムラがありすぎる。金ラスターでも塗って再生を試みるし…

セーヴル国立陶器博物館 厳選三作

テラコッタに水彩絵具で彩色したかのような風合いと簡素なままで作り込んでいないが完璧とも思える造形に足が止まった。 胸像の大きさといい、部屋の中で引力を持つ大きさと、支配的になりすぎない柔らかい色彩。こんな空気感の日本女性の胸像を作れるように…