マンゴー 新年撮り下ろしグラビア

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正月の実家帰省からシンガポール旅行から帰るまで3週間ばかり実家で骨休みして頂くマンゴー殿。二食昼寝付き散歩付きの静かな生活が送れる。爺様は犬に甘く、何かと摘み食いさせてしまう。マンゴー殿も実家生活はいつも満更でもない態度を見せる。

 

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マンゴー殿も今年の5月で8歳になる。人間に換算すると最初の1年は12歳相当、以降7歳相当と言われている。英語圏では技術革新の速さの例えで1年で7年分ほど変化していく目まぐるしさをドッグイヤーなんて言ったりもする。そんなわけで、12+7×6+7×8/12で今は57歳相当ということになり、5月には人間でいう60歳を超えることになる。立派な成犬だ。円熟期に入っている。犬として何か達観してる風もある。

 

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自分でカットしたがやはり、トイプードルは鼻先を膨らませたテディベアカットなんかよりも狐顏の方が可愛いと思う。耳もフワフワのモコモコに丸くするよりも短く三角の方が好きだ。注文をつけないと暗黙の了解でテディベアカットにするトリミングサロンは、日持ちせず頻繁にトリミングしないといけないテディベアカットを業界の陰謀的に推しているのだと思う。間違いない。

 

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マンゴー殿がいないと、生活の端々が寂しい。夕食後、息子の椅子の周りに肉そぼろが落ちていると、「マンゴーがいたら、絶対に見逃さないよな」などと思ってしまう。布団に入ると枕元をシャカシャカと歩くはずがシンとして静かだと寒さが一層身にしみる。マンゴー殿の賑やかさは生活の一部として溶け込んでいることを実感して寂しさが募る。

 

 

犬用名札とたたら組立の陶芸作業記録

昔、気分転換に作った犬用名札を久しぶりに着けた。

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名前を聞かれて「マンゴー」と答えると、「え、マンゴーですか?」と聞き返されることが度々あるので作った。ショコラだのアンコだのつけるのだから、マンゴーだっていいじゃないか。何せマンゴーの名産地フィリピン生まれフィリピン育ちなのだし。ニュージーランド生まれならキウイにしたけど、フィリピン生まれだっただけだ。

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陶芸作業記録
・たたらの寸法の調整、整形
・4つの箱の組立
・箱の積み上げ結合
 
立方体が縦に乱雑に積み上がった感じにしたいのだが二通りのアプローチを検討した。
 
結合部を入念に組み合わせながら板を立方体に組んでいく。そうすれば表と裏から結合部の補強をしながら積み上げていける。しかし前回は立方体の箱が接着不十分で分解した。たたら板の反りが強く精度が低い場合には向かない。
 
もう一つのアプローチは箱を4つ先に作り上げてしまい、強度を出してから箱同士を組んでいく。今回はそうしてみたのだが、いかんせん箱の結合部の強度が出せない。ドベだけでは無理だ。先生に助言を頂き、紐を結合部の周囲に回して補強することにした。すみに紐を押し付け、コテで隙間に粘土を押し込むように押さえていく。
 
教室終わりの時間となるも、まだキリの良いところまでたどり着けない。組立の作業途中で一週間、時間を空けてしまうと乾燥して組立はとても困難になるのがわかっているので何とかくっつけるところまで粘る。
 
それにもかかわらず、ムロに入れる瞬間に結合部からもげるという醜態を晒した。再度紐を巻きつけ、補強してムロの中の壁のパイプに寄りかからせるようにして置いた。南無三。
 
次回まで崩壊せずに乾燥させられるか甚だ心配だ。
 
学び
・一面は蓋をせず箱同士の結合部を裏表から補強できるようにする。
・結合部には紐土を回し押さえつける。刷毛で水を塗りながら。
・作業するまで必要ない「たたら」は乾燥しないように保管する。
・箱を組み上げる際にはドベをたっぷりはみ出すほど使う
・万が一、隙間が大きい場合は「より土」を使う。
・作業終了時間までにキリの良い所まで終わらせるように時間配分する。
・あまり重力を無視した無理な形状は作らない。最大の問題はこれ。
 
たたらの組立に結局4時間もかかった挙句に、時間通りに終わらず後片付けを他の人に手伝ってもらう始末。還元焼成作品の窯出し品評会を行い、鹿風多肉陶鉢は思いの外、好評を博した。そのうち、自分の陶芸教室開けるんじゃないですか、作品を売れるんじゃないですかとかリップサービスに気を良くしたが、とんでもない。恥ずかしくて消え入りたい。全くもって精進が足りん。
 
本来、削るべき乾燥具合なのに前回轆轤挽きした小壺や碗が削れなかった。仕方なくこれ以上乾燥しないようにプラ袋に入れてムロに保管した。おそらく濡れた新聞紙で縁や高台部分を養生すべきなのだろうが時間切れ。こういう事態も考えるとそもそも外も内も削らなくて良いように水挽きするのは合理的だ。
 
そういえば、窯変天目茶碗を焼きたいという新規の生徒希望者さんが来た。体験陶芸を一度したことがあるだけの初心者だそうだが、窯変天目が焼きたいなんて胸が躍る。この陶芸教室は、造りたいものが明確な人には最適だ。さあ、今日はみんなでお茶碗を作りましょう、という風に強制されない。私は植木鉢ばかりだし、ボタンやイアリングなどのアクセサリーばかりの人もいる。
 
陶芸が上手くなりたい。
 

高円寺フェス - 千円で7人に同時に異なるタッチの似顔絵を描いてもらうのがオススメ

なんだか文化的な要素をもたらしてくれる街の四大祭の一つ、高円寺フェス。

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ゆるキャラプロレスなんてものが催されているらしい。幼児にはおっかなびっくり。高円寺のゆるキャラはサイケ・デリーさん。グロ、キモ兼ね備え、ゆるキャラとは呼べない。

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調整豆乳さんが好みだが、中の人は少しワルそうな印象。後から気づいたが、手には何故か「巨乳祈願」。調整豆乳は女性なのか。
 
古本酒場コクテイルの主人が路面で古書を売っていた。全冊100円均一。その先では家の読まなくなった本を持ち寄って好きな本と交換できる本の交換場がある。最近読んだ手元に置くほどでもない当代人気作家の小説を啄木全集、日本画集、塩野七生のローマ本、既読だが手元に置く価値のある外山滋比古著「思考の整理学」、瀬戸内寂聴小説「夏の終わり」などに代えさせてもらった。その交換場のビルの二階ではアートや人文系の新興、零細出版社の書籍発売会も開かれている。これらを通じて高円寺を本の街、本が人を育てる街にしていこうとしているそうだ。素晴らしい。

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坐高円寺では画家による即興の描画が行われていた。脚立を使って大胆なイラスト的な絵を描いている。その手前では音楽の演奏が入れ替わり立ち替わり行われる。若いお兄さんが、色々と解説をしてくれた。ついでに外国人宿泊者と街のアーティストの交流の場を目指しているというアート系ホテルの話なんかもしてくれて面白かった。今度、足を運んでみようかと思う。

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坐高円寺の広場の前ではさらに、若い人達が似顔絵を描く企画があった。7人がそれぞれのタッチで同じ被写体の似顔絵を描いてくれる。10分で1000円。面白いのでお願いした。

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ううむ。マンゴーを雌だと思われたか。

 

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6つの商店街の辻で大道芸や演奏が行われ、大槻ケンヂだの、みうらじゅんだの文化人のトークショーも開かれる。

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高円寺は猫の多い街ということもあるのか、猫グッズ販売市やら、猫のコスプレやら、猫のイラストやら猫好きにはたまらんかもしれない。

 

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この島田虎之介氏のイラストなんて、猫の伸びやかな柔らかさと気分屋な気性が存分に捉えられていて秀逸。欲しい。

 

200店舗が参加しているしりとりスタンプラリーなんてものもあって、しりとりの順番通りにスタンプを12個集めないといけない。なかなか集めるのは大変なのだが、運が良ければ一万円の商品券が貰える。今まで足を踏み入れることのなかった店も多く、あ、今度はここに食べに来ようなどと思う店もあったので店の宣伝と認知度向上には役に立っているのではないか。スタンプを12個揃えた景品は「うまい棒」、福引きの景品もこれまた「うまい棒」で終わった。残念。

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春夏秋冬、3ヶ月毎に街をあげての祭がある高円寺。特に秋の高円寺フェスは街をあげての文化祭といった風情でメジャー、サブカル入り乱れて面白い。どこからか屋台がやってきて並ぶのではなく、高円寺の店があれこれ企画して参加しているからその出会いが楽しい。

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まだ足を運べなかったイベントだらけなので来年が楽しみだ。改めて、高円寺に愛着が増し、住んで良かったと思う。単に新宿へのアクセスの良さや複数路線が乗り入れているというだけではなく、こういうことも街の価値に繋がるのだと思う。

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マンゴーや

 

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主役じゃなかったのかね。新婚時代、子供がいない時代は王子さま扱いだったのに。旅先は犬を連れて行けるかどうかが最大の基準だったのに。ブログのタイトルにまでしたくせに。つぶらな瞳は何を訴えるのか。

 

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嫁さんが子供と寝るようになってから、我が物顔で主人の寝てる隙にベッドに上がる。同衾を許した覚えはない。でも、まあ追い出すのも面倒になりつつある。

 

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しかし、申し訳ないという気持ちもあるのだよ。京都にいた頃は人のいない山だらけで、犬君も20km近い道程を腰高の岩を登り、沢を渡り、藪を掻き分けて歩いた。溌剌として楽しそうだった。東京に来たらそんなところにはめっきり連れて行く機会は減った。次男の、そして長男の後回しだ。さらには陶芸の後回しでもある。

 

朝夕の散歩はあるにしろ、家の中で1、2階を好きに移動しているにしろ、ほぼ毎日を家の中で過ごしている。体力の低下も心配だ。最盛期は日本で最も体力のあるトイプードルの部類ではないかと思っていたぐらいなのに。

 

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毎日、家で過ごして退屈してるのだろうか。そもそも室内犬の幸せは何なのか。朝晩にわずかに家族と触れ合う時間があって食事と快適な寝床があれば満足できるのだろうか。


自分自身を一つ上の次元から俯瞰すると、毎日のように鮨詰めの満員電車を2回も乗り換え、往復2時間以上をかけて働きに出て、そんなことを十数年も続けている。勤務先でしていることの内容は変わってるようでもあり、結局は大差ない気もする。パソコンの前に座っているか、人と話しているかのどちらかを延々と繰り返している。この男の人生は楽しいのか、と同様に思うかもしれない。

 

犬には犬なりの視点と日々の変化と楽しみがあるのだろうか。あながち、飼主を恨んでいるとも思えないし、好きなだけ日向ぼっこしている姿も気持ちよさそうではある。どうなのだろうね。

 

飼主として、今よりももう少しだけ喜びを増やしてあげることはできる。重い腰を上げて、中央線に乗って、奥多摩の山の奥に連れて行けば良いだけだ。もう少し息子が大きくなって、息子が散歩したり一緒に遊べるようになってくれたらと思う。いや、4歳児なら早くはない。息子と犬の共通の遊びを考えてみよう。不満を言えないことに飼主としても甘えているのかもしれない。

 

マンゴー 7歳4ヶ月。

 

高円寺の異国 エル ポルテゴ

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 店員さんが皆、英語に堪能。ロシア人、オーストラリア人の女性の店員もいて、みんなが気さくに接客してくれる。

 

だからいつも多くの外国人が溜まっている。もちろん、日本人も。日本語が流暢なペルシャ人とか、幾人かと知り合いになった。初対面でも言葉を交わす大人で緩い距離感が心地良い。

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何よりありがたいのは犬が歓迎されること。マスターもトイプードルを飼っているのだとか。


 溶けそうになる盛夏にひんやりとした石床は気持ちが良さそうだった。

 

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 ビール400円。珈琲350円。ワインが豊富。つまみはピザやイタリアンの惣菜。チーズもあるか。総じて安い。

 

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 そして、この内装のこだわり具合はなかなかのものだよな。

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高円寺の異国。基本的に年中無休で夜は2時までやっているという有難い逃げ場所にして散歩中継基地。 

愛犬 世界蹴球大会仕様


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負けられない試合が始まります。これから続きます。

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日本はいつの間に、当然のように本大会に行けるつもりになりつつあるけど、あんなにも長い間、あと一歩で予選大会で負けてきた。


番狂わせの起きる競技だ。日本はアジアで一番ではないし、他よりも額一つ抜き出ているぐらいかもしれない。それは他のチームにも同じ。まだ挽回の余地は十分にある。

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頑張れ、日本。


国際試合の日は俄かサッカーファンの飼主が浮かれて、普段はもらえないオヤツがもらえるのだから。

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次のホイッスルが待ち遠しい。

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浮かれた飼主は武藤選手のユニフォームをスタジアムで買ったが、試合には出れなかったし、背番号は14番ではなく20番だったし。オヤツの為にも頑張れ武藤選手。


朝起きたらベッドに顔

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朝起きると、覚えのない顔が。

何勝手にベッドに乗ってるのさ。

夏に君の体温は熱すぎるから間違ってもくっついてこないでくれ。

 

その半端な足の開き方、やめい。

 

キライじゃないよ、君。