ひこにゃん

アニメ文化というのは思わぬところに波及しているものだ。キティーなんかのサンリオキャラクターや各種アニメのキャラクターなど日本はキャラクター化が巧みなようだ。海外の子供にも魅力的らしい。

ご当地キャラクターですぐ思い出せるものと言えば「まりもっこり」、「せんとくん」とこの「ひこにゃん」ぐらいだ。「まりもっこり」は親が子供に名前を説明するのに窮するであろうし、「せんとくん」は仏に鹿の角を生やした様が不遜だと不快を示す仏教徒や、宗教色がつけられることに眉を顰める鹿愛好家もいるらしく穏やかではない。其の点、猫畜生に戦の武具を纏わせるとはなどと腹を立てる武士などは存在しない。兜を乗せて動物虐待だとさわぐPETAも猫愛好家もいないらしい。そんなわけで「ひこにゃん」は臆することなく子供に推奨できる数少ない優等生コンテンツなのかもしれない。


実際にはご当地キャラは知名度が無いだけで無数にあるらしい。日本人と言う奴はマスコットキャラを作り上げるのが好きだ。どんなものからもアニメのような愛玩キャラを作り上げる。


淡路島の名産玉葱を図案化した「たまちゃん」はわからんでもない。
京都タワーのマスコットは「たわわ」ちゃん。
京都府警察のマスコット「キョッピー」は京都の「京」と、警察の「Police」、府民の「People」、そして平和の「Peace」の「P」をくっつけて、 府民の安全・安心と平和を守る京都府警察を表しているのだそうだ。
まさかとは思ったが山科にすらマスコットはいる。山科茄子を図案化した「もてなすくん」である。



こう言ってはなんだか、最近みかける大所帯アイドルグループの構成員のように存在感が無いキャラクターだらけだ。其の点、「ひこにゃん」のスター性は光るものがある。

何せサムライ+ネコである。
わぁ日本っぽい+わぁ可愛らしいである。

それは人気者になるだろうよ。ひこにゃんめ。アイドル気取りか。
中の人もチヤホヤされているような気分になれて気持ちよかったりするのだろうか。

それにしてもこの皆が携帯を向ける絵ってどこか可笑しい。