京都生ショコラ



京都にこんなに美味しいチョコレート屋があるとは。町家で生チョコを味わいたいが、愛犬も連れて行きたいという我侭に応えられるのはここだけ。


ホテルオークラから抜擢され、ニューヨークの日本領事館シェフを務めたこともある中西広文氏が築100年の空家だった民家を再生させて開いた甘味処。チョコレートは日本に戻ってから本格的に試行錯誤して生み出したそうな。


民家を綺麗にしすぎず、ボロなまま使っているのも肩肘張らない雰囲気で良い。うむ。侘びといって言いか戸惑うほどにボロなものもある。前後の縁側にも席を設け、さらに中庭にも晴れた日には席を設ける。




生チョコレートは見た目がシンプルだけど、奥が深い。料理の世界で重視された“装飾”の部分を一切排除して、味と食感だけで勝負したい、とその味覚でもって挑んだ道。



オーガニックカフェと看板を掲げているように、オーガニックコーヒー、タンポポコーヒーをはじめ様々なケーキも置いている。


生チョコレート3種で300円。詰め合わせ16個入りは1890円。高いとも感じるが、NeuHausもそれ以上したことを思い出せば仕方の無い値段だろう。



なんと嬉しいことに犬を連れても良いそうだ。ドッグカフェ発見。ただし、中毒になるのでくれぐれも犬がチョコを舐めることのないよう気をつけねば。

http://www.kyoto-namachocolat.com/index.html
京都府京都市左京区岡崎天王町76-15
岡崎道の一本東の通り
営業日 水〜日12:00〜17:00