庭の野草


庭に最近、猛烈な勢いで雑草が生え始めていて、庭の手入れもしなければと思いながら傍観してしまっている。


前の居住者は庭弄りが好きだったのだろう。洋風にしようとした痕跡の残る室内と違って、庭に植わっているものは日本の山野草が多い。ポット植えではなく、庭の隅に入り混じるように植わっているので、どれが単なる雑草でどれが植えられている草花なのかが既に見分けがつかない。



これは「藤袴」。最近まで咲いていたのだが、写真を撮り忘れてしまった。秋の七草でもある日本の藤袴絶滅危惧種だが、これは葉幅が広いので厳密には西洋藤袴のようだ。前の居住者が植えたのだろう。



これは田圃の畦や空き地に咲いているのをよく見るが何と言うのだろう。葉が如何にも雑草然としているし、丈が1メートル近くもあるのでこの際、抜いてしまおう。



万年草とエケベリアの一種か。これはこのままで良い。



どう見ても「紫式部」だと思うのだが、近くには「葡萄山椒」の立て札がある。単に「葡萄山椒」が枯れてしまって紛らわしいだけか。



これが雑草なのか一番判断に困っている。飛び石の間を広範囲に覆っているのだが、花はかわいらしいが葉は赤褐色の斑が入り、さほど見栄えが良いわけではない。