一保堂茶舗

家に煎茶が無くなったので、寺町二条の一保堂茶舗に買いに行った。他に美味しいお茶の店はたくさんあるのだろうが、うちでは一保堂を贔屓にしている。美味い煎茶や玉露、抹茶を置いている店は無数にありそうだが、病み付きになっている一癖ある炒り番茶が買えるからでもある。


夏にルーマニアで一週間も食事から宿泊まで至れり尽くせりの歓待をしてくれた友人に、「はじめの一保堂」という薄茶の初心者手前一式を贈った。まだ煎茶のティーバッグがあるぐらいで、茶道具は手に入らない様子だったので喜んでもらえることだろう。何せ、剣道を学び、五輪の書を読む特異なルーマニア人である。


この「はじめの一保堂」は茶碗、抹茶、茶筅、布巾がセットになり、薄茶の点て方が英語で記された冊子が入っている。昔は「はじめの一保」という名前だったように思うが記憶違いか。便利なことに店から直接海外に配送してくれる。さすがにルーマニアへの配送を扱うのは初めてとのことだったが。


袋に入った煎茶と紙筒に入った極上ほうじ茶を買い求めた。