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梅小路蒸気機関車館


京都駅と丹波口駅の間の線路に挟まれた僻地にある梅小路蒸気機関車館に行ってきた。1月4日から10日までの期間限定で扇形車庫の蒸気機関車を軒先から数m前進させ、機関車の先端を並べて勇壮に展示していると聞き知ったからである。別段、鉄道マニアでもないのでその価値もわからないのだが、期間限定と言われると折角なら行くか、ということになる。


訪ねるならば閉館間際が良い。15:30から最終回のSL運行に乗ることもできるし、一日の業務を終え翌日用の石炭の積載作業、回転台で方向転換して格納する一連の様子や整備も見ることができる。やはり動いているほうが面白い。



確かに車庫の中に入ってしまっているより、機関部先頭が扇状に並んでいると見栄えが良い。中には尖端に菊紋を、脇に鳳凰をつけた天皇や皇后専用の特別列車である御召列車も展示されている。





機関部分や車軸などの全く錆びることなく手入れされ、時代を経て油が馴染んだ金属光沢には引き込まれる魅力がある。蒸気機関車に家紋のような葵紋が付いているのは時代考証を間違えたドラマのシーンのようでぴんと来ないのだが、日本鉄道が開通したのは明治維新からたった2年後のこと。蒸気機関車の日本への導入は小生が想像していた以上に早い。




異形のデザインの蒸気機関車が目に付いた。蒸気機関でありながら既に新幹線のような流線型をしている。何やらレトロ近未来的で興味深い。


それにしても、3-6歳児を連れた子連れの来訪者と、大型レンズ付き一眼レフを構えた50代の来訪者が非常に多かった。3-6歳の男の子はなんであんなに列車に夢中になるのだろうか。そんな彼らを列車図鑑だとか、プラレールだとか、機関車トーマスががっしりと商業的に掴んで放さない。それも小学生になると多くの子供にとって列車は単なる公共交通機関にしか映らなくなる。不思議である。


住所:京都市下京区観喜寺町
開館時間:9:30〜17:00
休館日:月曜
http://www.mtm.or.jp/uslm/