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人形師

工芸

白雲館という観光案内所の2階に人形制作の展示と人形師による修復相談会が開かれていた。


自分の家の傷ついた雛人形を持ち込み、人形師による診断や助言をもらい、時には修復を依頼できる。どの程度の費用がかかるのかはわからないけれども、良い仕組みだと思う。日頃はどこに持ち込めば良いのか知らぬ人も多いし、店に持ち込んで診断だけしてもらうというのも気が引けるかもしれない。公民館のような場所で周りに観光客も出入りする環境だと敷居が随分と低くなる。人形師としてもお客さんの新規開拓の場としても良いのだろうよ。人形を持ち込んでいる人と人形師のやり取りを聞く観光客も楽しめる。



それにしてもなんとなく現代の雛人形の顔立ちは幼いものが増えた気がする。明治や江戸のものが貫禄のある「綺麗」な女性の顔なのに比べ、なんとも「あどけなさ」ばかりが目立つ。雛人形が親の好みによるべきか娘の好みによるべきかは意見が分かれそうだけれども、あどけない顔の雛人形には子供が遊ぶ為の玩具のような安っぽさを感じる。


製造過程というやつは何であれ面白い。装飾が施される前はひょうきんだったり不気味だったり。大量生産ってのはシュールというかグロテスクというか。