できること

関東に96歳の祖母、70歳の伯母、そして両親がいる。

  • どこまで原発の状況が悪くなるか正直わからない
  • 皆が一斉に避難しないといけない危機的な状況では避難時の身体的負担が非常に大きくなる
  • 家に留まることで被災地に対して何かできているわけでもない
  • ほかに仕事などで関東に留まる必要がある人は依然多い
  • 電力供給量不足は長期にわたる可能性が高い
  • 夜、電気のない生活は年配の方には心配が多い


現時点で避難できる人が避難しておくことも関東での電気や食料負担を減らすことにつながる。違う視点から見ると、関東に留まるメリットは限りなく小さくリスクとデメリットは大きい。客観的に考えると、貢献ではなく負担なのだ。


ラモスは一方で下記のようなことをブログに書いている。 
「いろいろ多方面から 電話を貰う
もちろん心配してくれてる電話や 役に立つ事があれば・・・
などなど 本当にありがたい電話ももらうけど 
関西や九州や沖縄や 外国とか なんで逃げないの?・・・って
ふざけんな!って言いたい
東京は 普通に生活出来てるじゃん
逃げたくても逃げられないで じっとがまんしてる人々が
どれだけいると思ってんの
冷静になれよ
東京の人間まで逃げてどうするんだよ!
なんだか無性に腹が立ってる」


東京から退避することを東京を見捨てることと同義に感情的に受け止めているようだが、一部同意しかねる。東京に留まることが単純に震災地に貢献することにはならない。冷静に、合理的に自分の状況を考えてしかるべき。チャリティーや何かを促進する力のある人は東京に留まるほうが活動しやすいかもしれない。しかし足腰の弱った祖母にそれを老老介護する伯母、定年を迎えた両親。そんな人達は関西や九州に身を寄せられるならばむしろ東京を離れることをすすめたい。


この国難に際し、無用に関東に留まって健康被害を被り、国の医療のお世話になるのも避けたい。健康のまま力を温存し、経済活動を続け、事態が収束したら関東に戻り復興に貢献する。それが良いのではないだろうか。


そんなわけで4人が今週末から京都に越してくることになった。3世帯生活の始まり。神奈川の家族も加わることになればなんと4世帯生活である。ううむ。大変だ。楽しく過ごせるよう努めよう。