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山王祭 屋台の装飾

意匠


動く美術館。前後左右にぎっしりと彫刻が飾られているのだが、その一つ一つが時間をかけてゆっくり観ていたいほどクオリティが高い。



彩色されていない彫刻も木目の美しさを見事に引き立てた一本彫り。単に楕円だけでなく、後肢大腿には星型に年輪が表れている。こんなところまで計算して造ったというのだろうか。



日本では龍は強大にして神聖な霊獣。大抵は蛇のように長く、翼がなくとも空を舞う。しかしこの龍は西洋に見られるような蝙蝠のような羽を持ち、寸胴な爬虫類に似た風貌と珍しい。爬虫類と言うより、カサゴ



金糸をふんだんに使って流水をなんとも柔らかに表現。強烈なコントラストでもある。



なんとも豪勢な祭の陣羽織。時間をかければかけるほど端々に美術品をみつけることができる。そんな街丸ごと日本工芸美術館のような高山祭。祭は伝統美術とその製造環境を保存維持する大きな仕組みのようなもの。