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鴫立澤 初夏

心なき身にも哀れは知られけり鴫立沢の秋の夕暮れ


西行が奥州平泉に向かう道中、小生が大学時代に住んでいた藤沢の周辺の浜辺で詠んだという。様々な解釈はあれど、無常、寂寥感など「あはれ」の心を理解するまでには至らない身であっても鴫が立つ沢の秋の夕暮れには哀れをひしひしと感じるという意味だそうだ。


そんな侘しい秋の風情の詠より名前をもらいうけた紅葉の品種。作出した庭師、あるいは園芸家は葉脈の浮き出た葉と西行の歌にどんな繋がりを見出したのか。それは秋にならないとわからないのか。



弘法市にて1,200円で購入。なかなか園芸店で売られていない上に、インターネットで売られていても剪定されずに棒立に育てられただけのものが殆ど。この樹形を大いに気に入っている。