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ラグジュアリーキング



東南アジアのリゾート調。一歩外に出ると見えるのは琵琶湖ではあるが。写真にすると平凡に写ってしまっているが、ひんやりとした青いモザイクタイルの壁も近くで見ると一つ一つのタイルは錆びた風合いでなかなかかっこよい。


まだ明るいうちにチェックインして、風にあたりながら本を持ち込んで風呂の中で読んだ。脇には冷蔵庫内に無料提供されるお茶、炭酸飲料、ビールなんぞを置いて飲みながら。裸の開放感はたまらんな。



物価の安いタイやバリでは安宿に泊まればそれこそ数千円で十分満足な部屋には泊まれるのだが、欧米系リゾートホテルに泊まれば一泊2〜4万円はするものだ。それだけ上等なら相場はそんなものだろうと受け流すのだが、この部屋が二人合計で朝食込みで1万5千円強であることと比較すると欧米系リゾートが随分と割高に思えてくる。駅前のビジネスホテルと大差のない値段なのにスパフィットネスの使用料も無料でつくラグジュアリークラスの部屋を利用できるとは。



バブルの恩恵か何かわからんが、日本だからといってどこもかしこも高いわけではない。妥当な値段で十分楽しめるところも多い。場合によっては海外のリゾートよりも安い。ただ広く知られていないというだけで。「日本は高い」という外国人の偏見を打ち崩せれば観光客誘致の潜在性は高いと常々思う。



部屋は狭く無愛想なくせに立地に胡坐をかいて殿様商売をしている京都洛中の宿に泊まるよりは、喧噪から離れて琵琶湖のほとりで疲れをとるのも良いのかもしれない。欧州からの観光客には当ホテルの内装は目新しさに欠けるかもしれないがアジア、特に中国からの観光客には面白いかもな。内庭の目にやさしいハーブ園やらカルガモの雛やら、そういう自然が中国人にはひとつの観光目的になりつつあるらしい。日中は京都で観光するにしろ移動時間もせいぜい半時間だ。