峠越え


最近はマンゴーの散歩に御陵から南禅寺までの九条山越えをすることがある。山中の急勾配を前にすると嬉しそうに駆け上っていく。



途中、日向大神宮の橋を渡り外宮や内宮を拝みさらに山を登っていく1時間半ほどの起伏に富んだ道のりである。こんな山道が地下鉄の駅からすぐの所にあるのが京都の面白いところ。山道を歩いた後に南禅寺の水道橋につくと、とたんに観光客に囲まれるのもギャップがあって面白い。



トイプードルだからといってソファの上で撫でられていれば満足なわけがない。ときには四肢を存分に伸ばして走る喜びも与えたいものだ。



勝手に走って行ったらどうしよう。どこかに落ちたらどうしよう。木の枝が犬の眼に当たったらどうしよう。不安はあるけれども意外となんとかなるものだ。家の近所を散歩する時には呼んでも来なかったり勝手に遠くまで走って行ったりで聞き分けがないのだが、危険もある山道だと不思議なもので呼べば即座に来るしけして視界の外までは走っていかない。犬への信頼を犬も受け取って返してくれているかのような、何か相互信頼のようなものを感じるのだよ。



猟犬を野山で調教する趣味の楽しさがわかるような気がする。