フードコート

商業都市シンガポールでは共働き率が高く、時間のかからない外食利用が多いらしい。しかしタイのように道端に屋台が出るような猥雑さはなく、ショッピングセンターのフードコートに整然と収まっているか、道沿いの小さな食堂を利用するかだ。




何回か利用したフードコートには10〜15ほどの店があり、刀削麺、北京家鴨、タイ料理、かつ丼、火鍋など目移りするほどの種類がある。どこのフードコートに入っている店も顔振れは似たり寄ったりではあるが、安くて美味い。
滞在中、何年にBestRestaurantに選ばれた店だの高級本格四川料理だのそれなりの格式あるレストランに行っても目を見開くほど美味しいものには出会えなかった。新嘉坡は手の届く範囲の高級料理よりもフードコートや定食屋のB級グルメのほうが満足度が高いのかもしれない。




中でもウォーターフロントの駅ビルに入っているフードリパブリックというチェーンのフードコートが懐古趣味的内装で気に入った。木の食卓や椅子で統一されているのも良い。中華街よりも中国気分が味わえる。刀削麺の分厚くもモチモチした麺がなんとも美味かった。点心も茄子炒めも北京家鴨も食べたかった。