悪態

テレビでは時節柄太平洋戦争追悼ドラマをやっていた。史実に基づいた話で米国のMISという情報通信部の米兵となった兄と鉄血勤皇隊員として少年兵となった弟、そしてそんな兄弟を送り出した父の数奇な運命。


しかし音楽にハリウッド映画「硫黄島からの手紙」のテーマ音楽を使っているのにいささか興醒めした。製作者ってクリエイターではないのかね。自己表現したい人間ではないのかね。そんな有名映画の音楽から雰囲気を借りるような安易なことをするとは台無しだよ。仮に遣唐使の航海の苦難をドラマにするとして、そこにタイタニックの音楽を使うぐらいのヤッチマッタ感がある。


その後の世界弾丸トラベラーはトルコ旅行だった。道端なんたらという女性がトルコ石が一面に並んだ宝石店に入っていくのだがトルコでトルコ石はそもそも産出されない。観光ツアー客みたいな薄っぺらさで偏見や勘違いを助長する内容にこれまたがっかり。トルコ石は殆どが染色した他の鉱石かイランなどから輸入していても相当高価だ。騙される日本人観光客を増やしてくれるなよ。