窯から出して初めて見た際にはまた失敗作が増えたという印象の器だったが、セネキオ属の七宝樹錦を移植してみたら思いのほか相性が良い。器が地味なのが幸いして植物の薄い緑と愛敬のある形を引き立ててくれている。鉢も中に植物が収まってこそ。植物も相性の良い鉢に収まると五割増しでよくみえる。引き立て合う。なにやら観葉植物好きと今年始めた陶芸が自分の中で役割をもって結び付いたように思う。
多肉植物は地味なのが多いので器が鮮やか過ぎては駄目なのだろうね。ひとつひとつの形に合わせた器を焼いてみたい。
夏は休眠に入り葉を落としている七宝樹にもそろそろ起きてもらいたいものだ。