楽々荘 チンギアーレ

亀岡まで足を延ばして散策してきた。昼は実業家田中源太郎の豪邸を転用した旅館の中にあるイタリア料理店へ。



焼きたてのパン三種、トマト、オレンジピールなど香ばしくて旨い。前菜の盛り合わせがなかなか彩り豊か。そしてパスタはトマトベースの魚介と白菜のものを頂いたのだがこれもまたトマトの風味が豊かで美味しかった。漏斗状の大きな碗に入ってくるのだが、以前は奇をてらったデザイン重視だと思っていたが実はこれ、薄い皿に盛られるよりも冷めづらくて最後まで熱いままで食べられる。理に適っていたのだな。デザートはバニラアイスやブラウニーなど4種の盛り合わせに紅茶やエスプレッソなど。この味と構成で2,100円はなかなか満足。家の近くにあったならば月に一回は行ってしまいそう。



重厚な応接間。宿泊するとこちらの設備も利用できるらしい。



夏はビアガーデンも営業しているそうだ。ビルの屋上や鴨川の床の上などではなく、広い日本庭園と広い空の下でビールなんてのも旨いだろうな。来夏、検討しよう。



日本庭園の中の茶室の待合。すぐ脇には柘榴の実が晩秋の風情を出していた。




京都駅から亀岡までは20分ほど。そして亀岡駅からは10分弱。十分利用可能な距離圏だ。