悶死しそうな嘘つき東電回文

福島第1原発の原子炉データを、国の原子炉監視システムに送信する装置の非常用電源が、事故の4カ月前に行った工事で取り外されたまま放置されていたことが18日判明したそうだ。非常用電源があれば地震後約2時間はデータを送信できた可能性が高い。これにより原子炉の温度や周辺の放射線量などを監視する「ERSS」と呼ばれるシステムにデータを送信できず、さらにはERSSのデータを基に放射性物質の拡散を予測するシステム「SPEEDI」が活用できなかった。このことで周辺住民の避難が遅れて住民が被曝したのならば彼らの怠慢は万死に値する。信頼の回復など有り得ない。曲がりなりにも今までも官民一体で進めてきた原子力行政なのだから、協働不足だの監督不行き届きだの、は今更言い訳にはならない。間違いが許されないのだという前提で無謬性のもとに進められてきたのだから、再チャンスなど無い。


当初は適切な対応をしたなどと言っていたのに嘘が出るわ出るわ。上記も担当者には身に覚えがあるのだろうが、半年以上も隠蔽、あるいは沈黙していたと思われる。巨大地震が想定外だとする当初の見解が嘘だったことも判明しているし、ベント開放の認識も嘘だらけだった。さらには11月21日の共同通信によれば東京電力が来年の夏に向け、保有する全ての原発東日本大震災の影響や定期検査で停止しても、火力発電や揚水式発電の増強により、今夏の最大供給力を上回る約5700万キロワットを確保できるとの試算をまとめたことが22日、東電関係者への取材で分かった。前夏も不足電力供給力情報を水増しして計画停電によって国民に負担を強いていたことになる。


そんな折り、電気料金値上げの要求をしてくる無神経さ。
「当社は,従来にも増してあらゆる面での経営合理化を徹底しつつ,当社の使命である電気の安定供給をはじめとした重要課題に全社一丸となって取り組んでおります。
 しかしながら,原子力発電所の停止などに伴う燃料費等の大幅な増加による深刻な経営状況を解消することは極めて困難な見通しとなっております。このため,現在の状態が継続すれば,電気の安定供給に重大な影響を及ぼしかねず,誠に申し訳ございませんが,下記のとおり電気料金の値上げをお願いさせていただく次第です。」


長期的には、送電分離して発電事業を広く自由化し、東電自らは送電事業に注力したいというのが青写真との話もある。原発の後始末は分社化して、どさくさの値上げを送電費用の値上げに持って行くのではなかろうな。原発再開の支持は得られないだろうから40年以上の老朽化した原発の発電に従事する正社員に関してはリストラするなりして原資を確保したらよい。下請けなどもうとっくに切っているのだろうけれども。


遺憾。保身で嘘つく 嘘の巣窟 送電資本かい?
いかんほしんでうそつくうそのそうくつそうでんしほんかい


それとも「哭かん。。。保身で嘘つく、嘘の巣窟 送電資本かな。。。」としたほうが幻滅感が伝わるだろうか。