名古屋B級グルメ


名古屋名物、あんかけスパゲティを食べた。甘さの感じられるケチャップベースのようなソースに極太麺が乗っている。レギュラーサイズで麺が330g。かなりの量だ。全く期待していなかった。どんなにがっかりだと言われようとも、札幌に来たからには時計台とやらも拝んで帰るか、それに似た心境だ。


思っていたよりは美味い。より正確に言うと不味いと思っていたほどには不味くない。しかし手放しで美味いと言うのは躊躇われる水準。こんな不味そうな組み合わせなのに不味くないなんて凄いでしょう、というひねった感嘆を楽しむ料理か。




もう一つは小倉餡トースト。サンドイッチの間に生クリームやフルーツが入ったものはあるが、そこに餡だけでなく求肥も加わる。あんかけスパゲティよりもこちらのほうがしんどかった。


多分、小さい頃から食べ慣れると恋しくなる味なのだろう。そうでもなければ二回目に敢えて食べたいと思うかどうか。一回体験すれば充分なB級珍味を売りにするとリピーター獲得には繋がらないのではなかろうか。