自家用車

嫁さんの足に車を買った。御世辞にもかっこいい外見とは言えないトヨタのポルテという車種。左側は大きな電動スライドドア、右には運転席のドアしかない、かなり個性的な仕様だ。助手席と運転席の間が通路となっており、天井が高く、外に出ることなく運転手と助手席や後部座席の人が交替したり、座席部に大きな荷物を積めたりと利便性は高そうだ。まるで動く小部屋という感覚。


見た目の印象ではなく、理詰めで考えたらこうなった。運転そのものがワクワクする類の車ではない。しかし、2日乗っただけだが非常に快適だ。


選考基準

  • 駐車しやすいコンパクトカー。嫁さんの足に、という目的による。
  • 視界が広く運転しやすい運転席。嫁さんの足に、という目的による。
  • 子供や犬の世話が車内で快適に行えること。乗せている間に目が届きやすい上、助手席を倒すと作業台にもなる。車から降りずに後部座席の犬や子供の世話ができる。
  • 買い物袋や荷物などは5ドアの車でもトランクに入れることなど少なかったので、座席部の空間を重視。前部座席の裏に買い物袋をかけるフックがついていたりする。
  • 坂道でも高速道路でも苦にならない出力。1500ccあるとたまの長距離移動も快適だ。
  • 事故記録がなく、家庭用としてある程度こまめに使われている中古車。


選考基準として優先順位を下げたのは、

  • 新車であること。その為に数十万円高くなるのは馬鹿らしい。数年に一度買い換えるわけでもないので下取り価格も前提にはしない。二年毎に車検のある日本では中古車の質も高い。
  • 外見。車をステータスシンボルとは見ていないし、車高の低い視座の低いスポーツ車は窮屈だと思っている。乗り降りする際にしか気にしない車体デザインより、乗り心地のほうが重要。
  • 燃費。日本製のコンパクトカーならどれも悪くはない。リッター30kmなんて売文句や排ガス性能に煽られて必要以上に高い金を払う必要もない。毎日長距離乗る訳でもないのだから。
  • 高速道路での走行性能。そもそも走り屋ではないし、そんなに差がわかるほどの激しい運転はしない。


庶民的な車を選んだわけだが5年償却で年40万円ほどの費用がかかる計算になる。なんとも贅沢品だな。車を持っていない知人が殆どいないことを考えると、みなたいしたものだ。