祇園饅頭の柏餅と肉桂餅

東山駅の裏手の細い筋に「祇園饅頭」というおまんやさんのこじんまりとした製造作業所があり、裏口のような出口で餅の類を売っている。立派な店構えではなく、通学途中の買い食いのような気楽さが好きだ。



店の自慢の柏餅はこし餡と味噌餡の二種類。ほかに蕨餅やら5種類ぐらいが置いてあるが、どれも一つ150円ぐらい。こし餡の柏餅を如何にも常連然とした客がいくつも買っていたのでつられて買い、さらに肉桂餅も買い足した。


柏餅は好みの問題なのだろうが、粘性の強さと甘味の種類がそこまで好きになれなかった。柔らかい餅は好きなのだが、歯にひっつくような粘っこさで何かが違う。


一方、肉桂餅は肉桂が香ばしくて好みだった。犬の散歩にそぞろ歩く最中につまむのに丁度良い店だ。