めふく


なんでも5日から10日までの6日間しか営業していない骨董屋カフェがある。


以前から骨董屋を営み、琴奏者でもある若い女主人がこっとうにかけて期間限定で開いているらしい。



骨董屋を営むだけあって古びた風情の内装なのだが、昭和中期のブリキやエンビの玩具が並べられているような店で、洗練されたとかかっこよいというよりは祖母が子供だった当時の家庭を再現したような風情。別に拘りの焙煎珈琲でもなく、つけてもらったワッフルも家で焼くのと変わりない美味しさ。とり残されたようなずれた時間を楽しむ場所。



7月、8月は冷房もなく暑いので店は開けず、9月からの再開予定だそうだ。とても気楽に営業しているようだ。その間は琴のコンサートやなんかに励むらしい。一芸に秀でていると、何かと自由が利くものなのだろうか。



週末だけ開く趣味の店なんてのもいいかもな。老後は辺鄙な古民家でもの好きな客相手に喫茶でも開くか、そんなことを考えてみた。


http://www2.ocn.ne.jp/~keizcube/mefuku.html