陶器の名札


親分が名札を陶器で作ってくれた。


正直言うとオイラは裸族なので服もこういう余計なものも邪魔でしかないけれど、首に食い込まないようにと少ししかない小遣いから革紐を買ってつけてくれた。親分が気を使ってくれてるので付き合うことにする。そんなに重くもないしな。



女将に迷惑がられている変なゴリラ男の描かれた植木鉢に比べればこの名札はまだ実用的なほうかな。犬からすると、土は焼いた時点で他に使い道のないゴミになる。陶芸ってのは反自然なんだけど。


そう言えば、この日は綺麗な若いお姉さん達が来てくれて、ずっと膝の上に乗せてくれたり、撫でてくれたりと最高の一日だった。この名札があるとすぐ名前で呼んでくれるからいいかも。


最近は赤ちゃんにばかり構っていてあまりにオイラの扱いが悪い。抗議のおしっこをいくらしても直らない。でも今日、まだまだ出るところに出ればオイラもイケるとわかった。頼むからもっとお姉さんの集まるところへ連れていって。。。