河井寛次朗茶碗


写真に撮るとイマイチだが、最初に選ばせてもらった器。一時期、河井寛次朗氏自身も気に入っていたらしい花のモチーフ。いっちんで書いた後に別の釉を載せている。実物はもっと落ち着いた印象で素晴らしかったのだが。



この器なんてのも彩度の低い色合いが煩くなく、手元に置いて毎日普段使いして愛でたい類。掌に吸いつくように収まり、持つと小指が高台脇にかかって器の重さが受け止められるので軽く感じる。とりあえずこれからは高台は外側に「くの字」の形、底はとんがらせよう。


うん百万円の市価がつくということにピンとこないけれども、素晴らしい。欲しい。こういうのを焼きたい。