印度徒然

朝6時前にホテルを出発して巨大トラックに囲まれるように工業地区を走り抜けていく。そのうち、未舗装の砂埃が舞い上がる道になり、数日前まで通行可能だった道が工事しているために集落の中をくねくね走る。泥水溜りに嵌りそうになり、牛に進路妨害され、そんなこんなで片道2時間。都市部から農村部までのグラデーションを車窓から眺めると興味深い。すさまじい進度で発展の波がデリーに落とした水滴のように波紋状に郊外に広がっているそうだ。


あまりの凸凹道にああ、首が座っていて良かった、と思った。2か月の我が子にはこの悪路はしんどいだろうな。。。


作業場は気温40度以上、ところによって45度。こうなると扇風機は温風機でしかない。



工場は従業員は昼食が無料。軍隊のような銀トレイに盛り付ける。辛い。頭の天辺から毎食、汗が噴き出す。ただでさえ暑くて汗だくなのに。失った水分をマンゴーやらスイカやら果物で補給できるのが嬉しい。


そういえば、インドのオムツ市場では日系ブランドのマミーポコが凄い勢いで台頭中で米系のパンパースを駆逐しかけているそうだ。


買物は青空市場や観光客向けの店とは違い、現地人が買う店だとMaximumRetailPriceと呼ばれる小売価格上限が定められているのでぼったくられる心配がない。しかも商品ひとつづつにMRP価格が印刷されているので結構便利。零細競合小売店を護る為にビールの不当廉売を問題視するような日本と違い、こちらは消費者を保護するために小売価格上限が設定される。国情の違いか。


青空市場は一見、店舗代もさほどかからなそうで商品も廉そうに思えるが、確実にぼられるので実は地元人の行くスーパーマーケットで物色するほうが安上がり。