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向源寺 国宝十一面観音立像

賤ヶ岳に登った後に近くの向源寺の国宝十一面観音立像を拝みに行く。


本堂とは別の宝物館の中央に安置されており、背後も含め全方位から拝めるようになっている。なんとも粋な計らい。


像の正面向かって左手斜めから拝む十一面観音の優雅さには言葉を失う。一番感心したのはこの市のサイトから拾った写真よりも30度ほど更に横から見た角度だ。一切の力みもない足取りで水瓶を左手に持ち、腰から前に進む姿。百の言葉で形容するよりも形にして見せるのが仏を伝えるのに効果的だと昔の人は考えたのだろう。


歴史的価値や希少性ではなく、その美しさでもって国宝であることが納得いく名仏。1.95m、檜一木造り。左右の一面を耳の後ろに大きく表現するなど法隆寺金堂壁画の胎蔵界曼荼羅と共通点の多い密教像特有の印度的特徴を色濃く残したものだそうだ。



これまで見た中で一番の美仏。