栗御飯

栗御飯うまし。いや、頑張った甲斐がある。もう、オカズが要らんわ。


秋に入って、近くのスーパーで買った米がなくなったところを見計らって以前合鴨農法米を購入した京丹後の農家から低農薬の新米を買った。これが同じ米かと思うぐらい輪郭がはっきりとして粒が立っており、甘味があって美味い。銀シャリというやつかね。そんなに味覚が鋭敏だとは思わないのだけれども、素人でもわかる味の差。


そこに栗。嫁さんが炊き込んでくれたのだけれども、酒を入れ過ぎたというがその風味も良し。大きな栗がホコホコとして、なんだか外食先で食べる栗御飯とは違う風味にえらく感激。


食材を選り好みしたり好き嫌いしたり、美味しくない食材を粗末に扱う美食は背徳的だと思っている。反対に同じ食材をより美味しく頂く為に工夫する美食なら肯定したい。むしろ折角の食材を不味く調理して台無しにするのは罪なのではないかと思う。


そんなことをえらそうに言っても、手間をかけて新鮮で良質な食材を丁寧に頂くと、調味料では誤魔化せないほどに美味いのだよな。