読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

旅の伴との惜別

旅を導いてくれた各国の「地球の歩き方」ともお別れ。旅人のバイブルのような観光案内本で旅先の用心棒でもあり良き暇潰しでもあった。


しかし、こいつも書籍という形をとるよりもおそらくiPhoneのような端末に電子データをダウンロードして使えるようになったほうが便利なんだろうな。


電子地球の歩き方の利点

  • 地球の歩き方は何年版と銘打たれ、数年毎に刷新される。編集者や読者の投稿情報を元に新しい店や名所が更新される。そんなわけで数年経つととりわけ変化の激しい途上国や都市部の情報は古くなっており困ることが出てくる。その度に一冊買い直すのは無駄が多いし、更新情報だけダウンロードできたら十分だろう。
  • 一冊に一国あるいは一地域全てを網羅しているが、旅行者は掲載個所全てを旅するわけではない。そんなに隅々まで回るのはむしろ旅人ではなく居住者だろう。旅するにあたり、地球の歩き方の参考になったのは1冊のうちの5%程度に過ぎないと思う。必要な町の電子データだけを個別パッケージで購入できたほうが無駄が少ない。
  • 少しでも荷物を減らしたい旅において荷物を減らせられる。
  • 分厚い本に本棚を占領されずに済む


電子地球の歩き方の欠点

  • 必要な街のデータだけを買う場合、ぶらりと旅に出て列車に揺られる間やバスを待つ間の暇潰しにページをめくりながら次に行く場所を品定めするような楽しみが減るかもしれない。しかしそのような旅の頻度は少ないし、そういうときだけもう少し広範囲の街データを買えばよいか。
  • 砂漠の熱にさらされようと、充電のできない僻地に行こうと、水に濡れようと紙媒体の書籍は使い続けられる。
  • 本棚に並べて、「ああ、こんなにいろいろまわったな」と悦に浸れなくなる。


本格的なバックパッカーではなくビジネス出張や観光地巡りには電子データだけ格納して閲覧できれば十分だということなのだろうな。時代が変わったようだ。さらば旅の相棒。南無。