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そんなはずではなかった

思索

ostのベニヤを剥がすと現れたという土壁に貼られた新聞紙。湿度をとり結露するのを防ぐ為か。


新聞は戦時中のもので、なんとウィルコメン ヒトラー ユーゲントと逆卍紋付きで書かれている。ヒトラー青年隊歓迎。ヒトラーが何をしているかも、何をするのかも日本国民が知らなかった時代なんだろう。日本国の指導者がとんでもなく秀才馬鹿の集まりで勝目の無い戦争に導いて愚行を重ねることも知らなかった頃なのだろう。


当時の為政者が戦争回避の努力をどれだけしたのかは計り知れないが、権益と迎合と保身と誤認と誤謬の総和として彼らは戦争を回避できず、勝ち目のない戦争に引き吊り込んだ。回避できなかった。



憲法改正徴兵制復活議論、核の軍事利用批判声明への署名見送り、中韓との軋轢、増え続ける負債。今の日本はどうなんだろう。無邪気にヒトラーを歓迎するあの頃の人達を笑えるのか。


私達蛙が知らん顔で泳ぐ鍋の下ですでに火は焚かれているのかもしれん。