灌漑システム

二週間の出張から横浜の新居に帰宅。


息子は会うなりにっこり。もう忘れてはいないようだ。こんなところにも成長が見られて嬉しくなる。単にたまたま機嫌が良いだけかもしれないけれど。


水切れに弱い椛は出張中に枯れているかと思ったが、夕立ちで思いのほか雨は降るらしくまだ生き延びていた。庭に移植した三株の椛品種の珊瑚閣、青柳と乙女桜は真夏に京都の家から植え替えたストレスで葉を殆ど落としてしまったが、珊瑚閣と乙女桜は新芽が出ていて安心した。青柳は葉が多少残っているのでこのまま葉を落とさずに耐えてくれるのだろうか。


思い切って潅水給水設備を導入することにした。一日二回、何時から何分間散水するかを設定出来るだけでなく、直前に自然降雨があった場合に過潅水にならぬよう、水分感知センサーの電極を土にさしておくことで給水をキャンセルする機能までついている。径の細いホースだが、蛇口に五分岐、あとは任意の場所に四分岐を二つ、合計11箇所に給水できる。1万円強ほどしたが、これでもう枯らさないで済む。


先述の椛三株に加え、京都の寺の種を拾い集めた実生椛群、印度菩提樹、常盤忍、森林性仙人掌へと繋いだ。そもそも感想に強い多肉植物ばかりなので、給水頻度の高いものはあまりない。給水口が7つも余ってしまった。山椒、紫蘇、ミント、バジルあたりの料理に使えると便利な草木でも植えてみようか。