マンゴー マルガリータ

夏使用に毛を3mmに刈り込んだら、ベルベットのような毛並みになった。


涼しくなって軽快に走り回るようになった。


湘南から車を運転する帰り道、親戚がハムスターを遠方の病院で診てもらう為に一時間弱の道程を毎週通ったという話を思い出した。ハムスターと飼主がどれだけの絆を交わせるのか知らない。子供の手前、見殺しにはせずに最後まで面倒をみる姿を見せるという意味合いもあったかもしれない。


マンゴーは最愛のペット、別格のペットではあるけれども、家族と言われると違和感を感じる。怪我をすれば病院に連れていくし、手術が必要ならばそれなりの費用を払うことも吝かではない。しかし、息子や嫁の為に死ねばならない状況なら死んでも構わないが、マンゴーの為に自らが死ぬまではしないだろうと思い至り、そこに一線を感じた。


ペットに対する愛情を精一杯かければそれでいいのではないか。