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寝室

・コンセプトは薄目に植栽を眺めながらまどろむ寝所
・朝は柔らかな間接光を取り込む
・夫婦のプライベート空間
・寝るのに不要なものを排したスッキリとまとめた場


南に面した部屋ならば南側に大きな窓を作るのがセオリーだと思うが快適な寝室に直射日光の射す窓は不要に思っている。経験上、開けることのない遮光カーテンが付くだけだ。直感と経験を信じて南面には窓を一切設けないことにした。これはやはり正解。


その代わりバルコニーに面して西側に2間の窓をつけ、さらに内庭のある北側にも腰高窓をつけた。西側のバルコニーに置いた植物の緑を枕元の目線で眺められるのは素晴らしい。西側でありながら西日も一切入らない。明かりの設計という点では満足度は高い。



ベッドは45mm厚のラジアタパインの無垢材フレームを引き継いで使う。すでに7年になるこのベッドフレームも三回バラして組み直しているが今のところ、接合部の強度も問題はなさそうだ。木部は50年は持つだろうから、接合部が緩んだ場合には金板とボルトで緊結してしまっても良い。ベッドマットレスはキングサイズのものを処分し、交換し易いようにシングルサイズを二枚並べてはめた。


和風にまとめた部屋が多いのでこの部屋は趣向を変えて異国趣味を盛り込みたい。


ベッドカバーは印度の草紋様。壁にはトルコで買ったキャンバス地のギョレメの絵を二つ掛けてみた。一つはコンスタンチノープルを描いたもの、一つはハマムの一景を描いたもの。中国の少数民族タペストリーまで飾ったらくどくなりすぎるか。


この部屋はモノを増やさずに、バルコニーの植栽を豊かにしていくことで育てていきたい。手を加えるとしたら枕元の壁に照明を設置することぐらいか。