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高円寺南 シュワルツカッツのカツオ漁船話

 

前回から随分ご無沙汰してしまったがやはりこの店は最高だ。

 
青梅街道と環七の交差点近くの住宅街の中にある店は相変わらず、入口はアンティークショップのようでレストランには見えず、一見さんには敷居が高い。しかしいざ入ってみればマスターの人柄が良くてリピートする敷居がとても低い。居心地が良い。

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そもそも、シャリアピンソースのハンバーグがテレビであれこれ取り上げられるほど美味い。ハンバーグが注目されがちだが他のパスタも美味い。

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久しぶりに犬の散歩ついでに店に吸い込まれてしまった。お腹は一杯なので珈琲に合わせて軽くつまむ程度の甘味は無いかと尋ねると、量を調節してカスタマイズしてメニュー外のケーキとアイスを盛り合わせたものを出してくれる。この融通を利かせて頂けるところも心地良い。値段も良心的。
 
カツオ漁船にコック兼漁師として9ヶ月乗っていたことがあるというマスターの昔話が最高に面白かった。
 
舳先の3、4名が倍の報酬を得られることや9ヶ月の船旅の話、船頭を頂点とした組織構成やそれぞれの役割の話、揺れる船内で足を踏ん張って空気椅子状態で食事をしないといけない話や、海亀やマンボウの話、漁師とその家族の話や怖い話などなど。漁師の間では当たり前かもしれないが、一般人には新鮮な世界。乗っていた人ならではのリアリティーのある異世界の話に引き込まれてしまった。つまらなくなるので、ここで私からはあまり書かない。

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店内にはアンティークが天井からも所狭しと吊られ、並べられている。ここまでものが多くなると、ある境から落ち着く空間になっていくのが不思議。

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最後に店のヌシの肺魚。変わらない安定感で迎え入れてくれる。ああ、また食べに来たい。これぞ高円寺らしい店と言いたくなる、知的好奇心を刺激する引き出しの多い名店。
 
好きな店は定期的に通って支えないといかん。数ヶ月に一回しか行かずに「なんで閉店しちゃうんですか、もったいない」などという客にはなりたくないから。