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高円寺穴場の隠れ家カフェレストラン「こころみ」で特別な書院和室で二人だけの記念日ランチを

このブログを万が一見られたら、あ、あのお客さんのブログね、とバレる。それぐらいカスタマイズされた対応をしてくれる店だから。このブログに辿り着かれるのは恥ずかしい。「こんなブログ書いてる人だとは知らなかった、うちの客には相応しくないけど、不幸にも店は客を選べないのよね」とは思わないだろうな。素敵な女主人だから。

 
・高円寺の隠れ家感満載の穴場
・1時間千円で二階の和室を貸し切れる
・細工障子や葡萄の蔦が絡む広縁、床の間、茶道具など贅の詰まった室礼内装
・旬の素材を手間暇かけた美食
・完全予約制のコースディナーは昼にもお願いできる
・和でも洋でも好みで頼める
・手作り果実酒が美味
・食後のデザートも絶品
・女主人と娘さんが素敵
 
息子を一時保育に預けて、夫婦だけで妻の誕生日を祝った。こういうのは何年ぶりだろう。
 
「こころみ」では普段は昼間はカフェ営業で凝ったカレーなんかを提供し、夜は完全予約制の3000円からのコースを出す。
 
そこをダメ元で夜のディナーコースを昼に出してもらえないか聞いてみたら快諾して頂いた。店が出せるその日の一番美味しい料理を出して欲しいから、和食かフレンチかイタリアンか好みを聞かれたがお任せでお願いした。さらに素敵な和室の二階を使わせてもらい、個室貸切のランチができることに。そして誕生日ケーキをお願いした。
 
撮れた写真が不出来で載せることが憚られる。女主人が国内外で出会った自分が本当に良いと思う素材、好きな素材を組み合わせて料理を出してらっしゃる。一通り、料理の説明はして下さるのだが、掘り下げて聞けばこの素材はどこから仕入れただとか、どこで出会っただとか湧くようにエピソードが出てくる。

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前菜のプレート。何を食べたかもうろ覚えだし、書き留めてもいないし、写真を撮る前に食べ終えてしまった。海のもの、山のもの、世界東西のものが何十種類も取り揃えられた前菜でかなりの食べ応えがある。蛸のカルパッチョ、砂肝、白身魚に柑橘のコンポートが乗ったもの、生ハム、ローストビーフ、アンチョビのパテ、発酵食の美味しい何か。

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頼んだ葡萄漬け込み酒のソーダ割りは二階広縁沿いを緑で覆っていた庭植えの葡萄を漬け込んだものだという。ブランデーのような香を纏い出している。そもそもブランデーも葡萄で作られる蒸留酒だものな。絶妙な甘さとコク。嫁さんの頼んだ自家製ジンジャーエールも辛口で美味かったそうな。ここは果実酒も美味。残りの全種類も試したい。

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 エビのグリル。車海老かブラックタイガーの型の蝦が二匹。アーモンドが乗ってサクサクと香ばしくグリルされていて美味。オリーブとガーリックの風味。どことなく、東南アジアのテイスト。

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 メインのビーフの煮込みは何が入っているのか想像できない複雑豊かな味。肉もたいそう柔らかく、嫁さんは特に気に入っていた。馴染みのないスパイスや食材があれこれ入っていると思われる。胃腸が弱っている時や疲れた時、寒い冬にはこれだけを食べたい。
 

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ローズマリーの入ったフォカッチャが添えられていたのだが、これもここで焼かれたもの。固めに密度高く焼かれているがパサパサすることなく、ハーブの香りが良い。何から何までレベルが高い。
 

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誕生日だからケーキをお願いしたのだが、正直に言うとどこか高円寺のケーキ屋から仕入れたものを出してくれるのではないかと思っていた。しかしそこも手抜かりなく、お店で焼いたケーキを出してくれた。今まで食べたことのないケーキだった。しっとりとした、密度の高いパウンド生地に柑橘系の香り高い生クリームがふんだんに塗られ、さらに無花果のコンポートが乗っている。パウンド生地がふんわり膨らませられなかったといっていたが、膨張剤など余計なものを使わずに作ったのではないか。そこらのケーキ屋よりも美味しいと思った。手作りチュロスと葡萄が添えられていた。
 
私たちはこういうものが美味しいと思うの、という価値観というか好みが首尾一貫としていて、かつそれが新鮮な驚きのある美味さ。レストランで修行を積んだメリハリの効いた味ではないように思う。それらをハレとしたら日々の食卓に上がるケの日常食や素材を自分の舌と感性を頼りに洗練して行った先にある美食とでも言うのか。薄味で毎日飽きずに食べられる、食べ続けたい美食。
 
今度また外国から友人が来たら、是非ここでディナーで歓待したい。風格のある住居の和室は高円寺のどのレストランでも見られないものだし、和食も大いに期待できる。素材の味を丁寧に引き出した料理が出されるに違いない。
 
特別な日の食事をしたい時に期待に応えてくれるお店。まだ子供が小さすぎて連れてくることは憚られるが、子供に分別やマナーが身についたら、ここは我が家の特別な日のディナー御用達になると思われる。誕生日祝いや進学祝い、何か祝いたい出来事に。
 
医食同源を追求し、駅前でエステサロンを営業されているのだそうだ。なんと女主人は70代。長い説明より女主人の美魔女な容姿が全てを語る。