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蕾鉢を素焼きへ、球体鉢を釉掛け

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蕾のような小壷を8つばかり水挽きし削っておいたものに、排水用の中空の茎をつけた。茎はポンスに二枚を分離して薄くしたティッシュを巻きつけ、その上から板状の粘土を巻きつけて成形した。小壷は微妙に全て形状に変化をつけ、茎の太さや長さにも変化をつけている。

 

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板状の台座に突起をつけ、そこに茎を挿して林立させようと思っている。

 

さて、これを白一色や黒一色にしてリトープスの色と形状を純粋に楽しむべきか。それとも釉薬をあれこれと掛けて多彩な表情を楽しむべきか。

 

釉薬を掛けわけるとしたらどうしようか。小壷の縁を下にして焼成しないといけないのは大きな制約だ。あまり色がうるさくなるのも避けたい。「白マット」、「チタンマット」「乳白」「白萩」などの白系釉薬を掛け、蕾の細い膨らみにマンガンを塗って釉薬ごとにマンガンの流れ方を比べてみるサンプルを兼ねてみようか。

 

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筒林立鉢、角口鉢、土屑鉢、薄造り鉢3種、筺重ね鉢を大小2種を素焼きするために窯に入れた。先生があなたの作品は壊してしまいそうなので自分で窯入れして欲しいとのこと。それはそうだ。

 

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さらに素焼き済みで長いこと放置していた球体鉢に「茶そば釉」を筆で塗っていく。「茶そば釉」は結晶を出すには厚掛けしないといけないが、流れやすい釉薬でもある。

 

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穴の周囲にはマンガンを重ねて塗った。「茶そば釉」に乗って複雑に流れながら発色してくれると面白いのだがどうなることやら。

 

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土肌は白土に赤土を重ねているのだが、あえて土肌が垣間見える箇所を作った。そしてちょこちょことマンガンを軽く塗る。さあ、吉と出るか凶と出るか。

 

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釉薬焼成サンプルを見比べると、やはり還元焼成の質感が一番イメージに合う。還元焼成の窯入れは数ヶ月先になりそうだが、ここはより気にいる表情を求めて還元焼成にしよう。

 

 

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二重鉢には「チタンマット」を杓子掛けした。一見、土が入っていないように見えるかもしれない。内側の底にロゼッタ状のエケベリアを植えたい。

 

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掛けムラをそのまま残してみたが、作為的過ぎるだろうか。「チタンマット」は初めて使う釉薬なので赤土2号に対してどう反応するのかわからない。

 

窯からどんな表情で出てくるのかはいつだってワクワクする。あえてテストピースを作らない素人作陶の愉しみ。まあ、現実は甘くなくて5割の確率でイマイチなものが焼きあがって落胆するのだが。