高円寺 閉店リスト

蝋燭の火が立ち消えるように、ふっと消えていくお店たち。営業を終えてしまうと語る店主もおらず、静けさだけが残る。「⚪︎⚪︎年間ご愛顧ありがとうございました」という張紙がポツンと貼られているのも寂しいが、「何月何日をもちまして営業を終了しました」という張紙だけに至っては少しばかりの投げやりさを感じる。

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お笑い芸人「上島竜平会」が開かれ、有吉、土屋、劇団ひとりといったメンバーが集うことで名の知られた東高円寺駅前の「野武士」のように37年間も続いて惜しまれながら閉店する店もある。後継がいないだとか高齢化したからだとか店側の供給の問題の場合だ。しかし圧倒的多数は客が思うほど入らないという需要の問題。
 
高円寺閉店リスト。気づいた店だけで、それ以外にもあると思う。
 
小料理屋やよい 早朝営業

Bo-Ma's Cafe 2013 7.2016

餃子バル 7.2016
焼鳥 野武士 7.2016
漫画空間 7.2016
バッカス 8.2016閉店 6.2011開店
龍華園 9.2016
ベリーベリースープ 9.2016
タイガー餃子会館 
ラレーヌ
ベルゲン 10.2016 療養中
テキーラハウス 11.2016
大久保通り環七東入ル 汚なシュラン中華 11.2016
JUN HONMAの隣の立ち飲み居酒屋
ペペルモコ 3.2017
ジークリフ 5.2017 19年の歴史に幕
台湾料理 ワンユウ 6.2017 店主交代
キッチン南海 6.2017 駅前に移転
晴れる屋 ⇨ まぐろんち
天すけの向かい。伏龍 石沢亭
海千山千番長
牛繁 ⇨ たまには焼肉

 

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チェーン店が不採算店を閉めるだけならば、気にならない。しかし高円寺はオーナーが切り盛りする一国一城の店が多いから切なくなる。立地や店のコンセプトを改めて他の場所で再挑戦するのだろうか。店を畳んで飲食業から足を洗う人も多いのだろうか。
 
王妃のロールケーキで有名だったケーキ屋「ラレーヌ」も閉店した。東高円寺のニコニコロードにはまだ看板の跡から「ラレーヌ」と読める移転前の昔の店舗跡が残っている。元店舗の入居が決まらぬうちに、高円寺駅にほど近い移転先の店も閉まることになったわけか。

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そして高円寺駅そばの既に改装工事が行われ、新しい看板が取り付けられていた。なんと「JUN HONMA」。ラレーヌの元オーナーパティシエで「ラレーヌ」を有名ケーキ屋に育てた人であり、なんらかの理由で「JUN HONMA」という店を吉祥寺、そして高円寺に出した人だ。ラレーヌの出資者か何かと揉めて袂を分かったのか。それとも単に別ブランドとして自分の名前を冠した店を立ち上げ、ラレーヌよりも「JUN HONMA」の方が順調なので看板替えするのか。

もし、ラレーヌにもう関わりがないのだとしたら、古巣の潰れた店舗を改装するという皮肉な話になる。単に自身が今も経営するラレーヌのブランド替え新装開店なのか、それとも昼ドラのような背景があるのか。ラレーヌの経営は泉屋というクッキー屋という情報もあるので、後者かもしれない。店舗の大家が本間氏を元々気に入っており、ラレーヌが出て行くならば居抜きで本間氏が戻ってこないかと声をかけたという話も聞く。

評判を聞いて「王妃のロールケーキ」を食べたことがあるが、甘くてくどい味で評判になるようなシロモノではなかったので、本間氏が去って味が維持できなかったのかもしれない。本間氏あってこそのラレーヌだったのだろう。新装開店したJUN HONMAの「高円寺ロール」は絶品だった。これこそがラレーヌを有名店に押し上げた「王妃のロールケーキ」なのかもしれない。

 
幸い、私が贔屓にしている飲食店はどこも閉店していない。どこも安く、美味しく、個性があり、店長に親しみを持てる店だ。それだけ隙がなく魅力が揃ってないと生き残れない激戦区なのだろう。
 
油断はできない。気に入った店、街に残って欲しい店は通ってお金を落とすべし。
 
店が消えていくのは寂寥感が残る。仕方のないことだけれども。