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花壇の柵と矢車菊

嫁さんが子供らを連れて実家に帰ってしまった。


年明けから年度末決算の仕事に追われ疲労困憊していたので、9時過ぎまでゆっくりと寝坊をし、ゆるりと起きて今日一日を何するか思案する。



ホームセンターまで犬を連れて買い出しに行き、4時間ほどかけて焼杉の杭5本と焼竹8本に棕櫚縄で花壇に柵を作った。焼杉の杭は828円、焼竹は255円。3mm太さの棕櫚縄は388円。なんでも揃うのだな。いぼ結びというのがイマイチよくわからなくてなんだか我流の結びかたになってしまった。技能はなくとも、焼杉杭と竹と棕櫚縄なんかの自然の素材を使うとそれなりに落ち着きが出る。




作業している間、道行く人が声を掛けてくれる。ジャーマンアイリスを植える気は無いかね、と御隠居が提案して下さった。南米原産なもので、日照の良いこの花壇が適しているのだという。球根が見えるほどの浅植えにしないといつの間にか無くなってしまうのだご、耐寒性もあり頑丈で常緑だという。右翼が一番日照が良いので、どうぞ植えてくださいとこちらからもお願いした。今は冬だから、春先の暖かい季節になったら持ってくるよ、と言い残して去った。


スペイン語で話をしている容姿は完全に日本人の老夫婦が通り掛かった。スペインの方ですか、というとそうだという。スペイン語でささやかに会話をした。これからはスペイン語でご挨拶しましょうね、と日本語で仰って通り過ぎていった。


40mほど先の家に住んでいるという女性も立ち寄られた。40年ほど住んできたが、もうすぐ引越ししてしまうのだという。息子夫婦に子供もでき、今の家では手狭になってきたのだという。私は離れたくないのだけれど、と言いながらも少し嬉しそうだ。



ふと気付くと、多肉植物を植えた花壇の一画に仙人掌と多肉植物が増えていた。どなたかが植えた下さったらしい。こういうお互いの顔を見ないふれあいというのも面白い。


目線の高さに鉄線や朝顔を目隠し代わりに植えようかと思う。鉄線と朝顔だと冬には葉が落ちてしまうのでハゴロモジャスミンや郁子も植えてみようか。


せっかくならば通りがかる人が目で楽しめる花壇にしたいものだ。


矢車菊が咲いた。綺麗な深い青だ。矢車とは鯉幟の一番上についているやつだ。なるほど、花を真上から眺めるとそっくりだ。