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古本酒場 コクテイル まったりと


前回に店に入ろうとした時には満席で断念した。


今日は他に客もおらず。主人と雑談しながら大正コロッケ、牡蠣の山椒煮、スペアリブと馬鈴薯を頂く。夏目漱石が愛飲した白牡丹と谷崎潤一郎が愛飲した本醸造の酒を燗につけてもらう。白牡丹の方が好みか。



今日の酒には緋襷の徳利に猪口か。酒を変えるとまた別の徳利と猪口を出してくれる。そういうのも愉しい。


後から来た常連さんと雑談する。文学系の仕事をなさっているようで、流れで銀杏と大正コロッケ、きりたんぽをご馳走になってしまった。坂口安吾の愛飲した日本酒とやらを店主が初めて蔵元から取り寄せて注文してみたということで飲ませて頂いたのだが、なんだか香りも味もなくえらくシャバシャバとした酒だった。モノの無い戦後に有り難かった酒なんでは無いかと店主と常連さんと感想を言い合った。



そういや、主人曰く御岳の御岳山荘という宿坊はオススメらしい。次男が夜泣きしなくなったら泊まりにいきたいもんだ。



炭の入った火鉢や鐘の鳴る古時計。単なる雰囲気作りではなく、古いモノが機能しているのが良い。



幸田文の本を一冊持ち帰った。


空いている日は落ち着くな、ここは。溺愛している店の一つ。