九州みくに

たてがみの真下の肉「コウネ」
歯応えのあるバラ肉「フタエゴ」
赤身肉の「モモ」
差しの入った「ラムイチ」

都内に何店もある店らしいが、熊本産馬刺しやモツ煮込みを売りにしている。馬しゃぶは作れるかを聞いた。可能だが、高円寺価格ではなくなってしまうという。何せ震災の影響で九州産の馬肉が高騰しているのだそうだ。



なんだか店員さんが温かくて特に女将が独りで飲みに行っても微妙な距離感で気遣って話しかけてくれて心地良い。数年に一度しか会わない親戚のような距離感、とでも言うのか。他店舗展開の店でも、心にゆとりのある接客があればほっこりと落ち着く店になるのだな。単なるサービスや商品とお金の交換ではなく、店の側から声を掛ける。詮索ではなく、気にかけてますよ、と伝わるくらいの軽い言葉がけ。簡単ではないが、それができる店は魅力的ではなかろうか。


この日はチューハイ、ジョッキで100円だった。水で薄められ過ぎているのではないか、と思ったが一杯でほろ酔いになれる真っ当なものだった。



羽根つき鉄鍋餃子が濃厚な味で美味い。店のにいちゃんが「高円寺で一番美味いと思うよ」というのもすんなり受け入れられる。


日曜日だけ12時から開店しているそうで、奥の座敷は予約をしておけば子連れでも安心して食べられるのではないか、とのこと。そのうち訪れたい。