武蔵御嶽神社の狛犬

崇神天皇7年(紀元前91年)の創建とされ、天平8年(736年)に行基蔵王権現を勧請したといわれる。



お犬様信仰の聖地でもあったことから小さな宮にも狛犬が置かれている。厳密には大口真神は犬ではなく狼。境内の像はどれが狛犬でどれが狛狼か定かではない。

前回、なぜか本殿裏まで回らなかった。それにしても新緑の美しいこと。



常盤堅磐社の装飾に新緑の対比が目に眩しい。黒、金、鮮烈な若緑。






大口真神社。これは明らかに狛狼だろう。太く力強そうな脚、威嚇気味に皺を寄せた表情に剥き出した牙。平成19年と新しい奉納らしい。



皇御孫命社は何故か狛犬ならぬ狛猪。由来はわからないらしい。京都ではそれなりに見かけたが、関東で狛猪は珍しいのだそうだ。赤主体で柱の装飾だけ白というのも珍しい色彩。



本社のブロンズ製狛犬が洋犬のようにつるりとした頭に垂れ耳なのが面白い。