陶虫夏草 団子虫 X 「ツルビニカルプス ミニムス」

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団子虫の死骸が焼きあがった。雌雄のつがいということにしておこうか。

 

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白い結晶が析出する周囲は深い緑青に発色するのが魅力。結晶が黴に覆われたような風情で気に入っている。団子虫だから黒土で作る方がそれらしかったのだろうが、蝉に合わせて続編という位置づけなので良しとする。

 

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ワガママを言うと、結晶周辺の流れた部分ができの悪い黄瀬戸のようなので、これが白や緑ならばなお良いのだが。

 

池袋の西武百貨店屋上にある鶴仙園で物色するも、お目当ての「小人の帽子」や「月世界」といった白サボテンはどれも群生株で手の届かない値段。

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そんななかでピンときたのがツルビニカルプス属の「ミニムス」という北米産の小さなサボテン。しかも1000円という安さ。

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早速、翌週末に植えてみた。サイズのバランスも良い。これがさらに上方に伸びていってくれるのが狙い。

 

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内臓を苗床にして湧いて出た感が適度に出ているのではないか。

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もうひとつの閉じかけの団子虫はどうしようか。こちらには「緑蛇」を植えてみた。

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これもこれで悪くない。こんな冬虫夏草は実際にありそうだ。

 

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蝉の抜殻の続編として今回は団子虫を作った。さて、次回冬虫夏草シリーズは何にしようか。黄金虫か、芋虫か。兜虫を作りたいと思ったこともあったっけ。